富山県富山市八尾町天満町、八尾町福島、八尾町下新町など JR高山線八尾駅下車 訪問日 '08/09/02 |
旅行社のパック旅行で9月2日の夜のおわら風の盆を観てきました。八尾の町を訪れておわら風の盆を見に行かれる方のために、今回の訪問で知りえたことを書いておきます。また、この機会におわら風の盆を歴史的な背景と、民俗芸能としての側面を調べてみました。
今回の旅行は、多くのパック旅行の例にもれず現地に宿泊しない強行なスケジュールでした。八尾町は平成17年の市町村合併で富山市に編入されたものの、山間の人口約2万人程(平成17年国勢調査21810人)の町です。町内の宿泊施設は公営の宿1軒と民間の旅館が7〜8件くらいしかない。おわら風の盆の団体旅行者の宿は、自ずから八尾を離れた所に取ることになる。私たちの宿は石川県の和倉温泉でありました。上高地に宿泊するというスケジュールの団体旅行もあったようです。 八尾の町の11支部でそれぞれの踊りが行われます。観光客のためのおわら総合演舞場という有料施設のほか5か所の特設ステージが用意されています。このほか、各町の公民館、コミュニティーセンターでも少人数の踊りが披露されたりします。踊りを見る機会は特設ステージや公民館などの見せるための踊りのほか、各町ごとに自分の町内を中心に『門付け』と言われる町流しをします。これは自分たちの町のための行事として行われるもので、本来のおわら風の盆の姿かもしれません。 |