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 木津川水門大阪の防水対策として、高波から住民の生活圏を守るために、市内に流れ込む安治川、尻無川、木津川の三川の流域にアーチ型の防潮水門が3か所に設けられています。また、この3つのアーチ形水門のほかに、正連寺川水門・六軒家川水門・三軒家水門・出来島水門という4つのゲート型水門がある。
 これらの防潮水門を閉鎖することによって、上流の河川からの流出や市街地からの排水によって河道の貯留力を越えて水位が上昇し、浸水氾濫が起こる恐れがある。この防潮水門閉鎖時の内水を排水するために、1か所の排水機場が作られている。この、排水機場は、ポンプの汲み上げで淀川に強制排水する施設です。

伝法水門 大阪市内に設置されている水門を、その設置個所と機能を総合的に認識するきっかけとなったのは、津波高波ステーションを見学したことに始まる。この時に、非常時に備えて定期的に水門の稼働試験をすることも知って、その様子を見てみようと思ったことから、水門巡りが始まりました。

 この様な経緯で水門を調べてみると、冒頭に書いた水門は、大阪に設置されているもののほんの一部に過ぎないものであるということが判ってきました。週の内に2〜3度も通っている自宅近くの道すがらにも水門があるんだと知ったときは、「えっ、そうなんだ」と意外に身近に存在する水門に驚きました。
 調べが進むうちに、街中には川が沢山流れていて、合流したり、分流したりを繰り返している事も、水路が付け替えられたり、埋め立てられたり、新たに開削されたりしながら、変遷してゆく川の歴史にも新たな発見があります。
 水門そのものについても、新たに知ることが沢山あります。治水のための水門だけではなく、水門を操作して水質浄化のために機能させていることもわかってきます。水門の持つ機能的な美しさそのものも見ていて楽しくなってきます。橋巡りをしていて受ける、人間味を感じる機械の機能美とも通じるところがあります。

 ここでは、防潮水門と、排水機場・閘門・防潮鉄扉などの利水・治水のための施設について探訪記事を紹介します。各所の水門の所在地を1つの地図にまとめました。水門の所在地図
 水門を探訪して理解するための「水門用語集」も作ってみました。

           
安治川水門 六軒家川水門 正連寺川水門 尻無川水門 三十間堀川水門 木津川水門
三軒家水門 出来島水門 西島水門 伝法水門 道頓堀川水門 東横堀川水門
番田水門 長瀬川水門 平野川水門 城北寝屋川口水門 古川水門(大阪市) 城北大川口水門
今川水門 一津屋樋門 桜木水門  古川水門(堺市)  岸和田水門  
毛馬排水機場 高見機場 打上川治水緑地   防潮鉄扉  
     
      
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