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私の鳥紀行

過去の鳥紀行
  具体的な日時については記録が残っていませんので、鳥を見るために出かけた旅行について、思い出すものをここに書いてみました。少し具体的に記憶が残っているものについては、別途の記事にしました。
  三豊干拓(観音寺市)・吉野川河口(徳島市)・眉山(徳島市)
  彦名干拓地(米子市)・斐伊川河口(出雲市)
  渡良瀬遊水地(栃木県藤岡町)  

三宅島にアカコッコを訪ねて(平成11年)
  2000年8月の雄山の大噴火の前の年に三宅島に旅行をした。主な目的の一つが天然記念物でもあるアカコッコを見に行くことにあった。竹芝桟橋から夜行便に乗り早朝に到着。予約していた民宿から迎えの車が来ていた。朝食の準備ができていて、それを済ませると、仮眠するための部屋に案内されて、少しの間休むことができた。早朝から食事と仮眠の世話を受けたことはとてもあり難いサービスでありました。
  小休止のあと早速島の観光に出かける。島の西側周りでバスと徒歩で移動しながら、鳥を探しました。今日の目的地は島の南側に位置する大路池でここでアカコッコを探しました。ここには、探鳥のための設備などがあります。
  翌日は観光バスに乗って、島の観光をしましたので、この日は探鳥旅行ではなく、単なる観光旅行です。途中、今日予定している三宅空港からの飛行機の便が欠航になるのではないかとの情報が伝えられ、飛行機で帰る予定を変更して、少し早めの船の便を利用することになりました。観光バスを途中で降ろしてもらい、帰りの船に乗り込みました。
  帰りの船では、オオミズナギドリが、船の周りに飛来しているのを見ることが出来ました。

放鳥したコウノトリを見に行く(平成17年秋)
  兵庫県豊岡市のコウノトリの郷公園で飼育されていたコウノトリを、自然界に放鳥するニュースが出て、放鳥されたコウノトリを見に行く機会があればと思っていた。
餌場で採餌するコウノトリ(08/09/26撮影)  昔は、田園風景の中に自然に生息していたコウノトリが、いまは、自然の中では絶滅の危機に瀕していて、大陸から迷鳥として飛来するコウノトリが、ニュースになったりするが、日本国内での生息はなくなっている。ここ、コウノトリの郷公園で取り組んできた環境の整備などの努力のかいがあって、自然に放鳥することができた。9月に放鳥された5個体のうちの、3個体をこの日は観察することができたが、コウノピアという建物の程近くに隣接する田園にいたもので、この場所は段階的に放鳥するための場所でもあり、放鳥されたコウノトリがまったく野生を取り戻した形を観たわけでもなく、ケージの中の飼育中のコウノトリを観るのとそれほど違った感じではなかった。野鳥観察といってもよいのでしょうか。
  近くにおられた係りの方から、足環の色から個体の識別ナンバーなどの話をお聞きしましたが、四六時中この場所にいるわけではなく、時々このエリアにもっどって来るということでした。そういうことであれば、野生を持ったコウノトリを観察したといえるのでしょうか。

水尻池へオオハクチョウをもとめて(平成18年1月22日)
  職場の慰安旅行で湯村温泉に行った帰りに、一人で別行動をとることを認めていただいた。浜坂駅から山陰本線を西へ宝木駅まで移動する。せっかく浜坂まで来ているので、もう少し西行するだけで、オオハクチョウ、マガン、ヒシクイなどが渡来する水尻池に行く機会ができるので、特別に許可をもらったわけです。前日に宿泊した湯村温泉は近年になく積雪が少なく、今日22日も穏やかな一日の始まりを迎えていた。一人乗り込んだ列車の車窓からも、太陽が差し込んでいて、絶好の探鳥日和を予感させた。しかし、西へ進むうち、また、時間の経過とともに少し天候が怪しくなってきて、宝木駅を降り立ったときには、まったく日差しのない、山陰地方独特の冬のどんよりとした空模様となっていた。
  駅前の道をまっすぐに少し行き、東の方向に山道を歩いて池の西側に出る。池を取り巻くように右の方へ池に向かって下って、鳥映が目に付くところまでやってきたとき、冷たい雨が落ちてきた。ひどい降りにならないうちにと、早速フィールドスコープをセッティングして観察を始めました。ヒドリガモなど、何時でも観察できる鳥が視野に入るだけで、期待していたような種類の鳥を視野に入れることができない。池の北側から東側に回りこむように移動しながら、観察を進めましたが、霙まじりの雨に変わり、少しばかり強くなってきました、そのうち雪に変わり、風が強くなり、水面が波立ってくると、今まで視野にあった鳥の姿も見えなくなり、探鳥どころの騒ぎでなくなってきました。
  装備を全部バッグにしまって、傘を差しながらの移動となりましたが、周りには人家も少なく取りあえず国道9号線まで出ることにしました。この頃から、探鳥より、宝木駅へどうして戻るかのほうが問題になってきていました。雪は、うっすらと路面に積もってくるし、屋根は見る見る真っ白になっていきます。どのくらい歩いたか国道へ出たところで1軒の喫茶店を見つけました。ここで雪宿りをするとともに、まだ済ませていなかった遅い昼食を摂りました。喫茶店のマスターと話をすると、「水尻池にはハクチョウなんて渡って来ないよ」ということです。インターネットのサイトでは、オオハクチョウを初めとしてマガンなどの飛来が近年みられるようになっている、と出ているので、今日、オオハクチョウに遭遇できなかったのは、悪天候のせいであることとしておきます。
  しばらくすると、雪もやんで日差しが見えてきたので、喫茶店を後にして、国道9号線を歩いて駅に戻ることにしました。日本海から吹く風は、足を踏みしめてゆっくり歩かなければ飛ばされてしまうほどの強いもので、露出する顔はもちろん、体の芯まで冷えるほど強烈でした。
探鳥を早めに切り上げざるを得なかったことで、時間に少しの余裕ができていました。宝木駅からさらに西へ1駅の浜村駅まで行き、浜村温泉の日帰りの入浴をして、冷え切った体を温めて帰りました。

タカの渡り(平成18年9月19日)
 四国に旅行することを計画していて、今の時期ならタカの渡りを観察できるのではないのって気がついた。行く先も丁度いいのではないか、ワシタカ類(鷲の仲間と鷹の仲間をまとめて探鳥の世界ではこう呼んでいます。鴫と千鳥でシギチなどとも言います)は季節によって生息地を変えるために日本国内を移動するものがあり、それを待ち構えていて観察(観測)すると言うものです。早速、インターネットで「タカの渡り」を検索してみました。鳴門公園展望台でも、すでに今年の飛来数などが紹介されています。本来、タカの渡りは時間をかけてじっくりと行うものですが、そこは、旅行でもない探鳥が目的でもないどっちつかずの旅ですから、うまくいけばタカの渡りに遭遇することを期待して予定を組みました。
 夜勤開けの13時大阪駅発の徳島行き高速バスに乗って鳴門公園口下車、徒歩で10分ほどで鳴門山展望台に着く。15時を少し過ぎている。この日、その時間に2人の人がタカの渡りを観察しておられたので、「今日はどうですか」と聞いてみました。午前中に30数羽が渡って来たそうで、「昼からはまだ観察できていません。」とのことでした。
 私も参加して、淡路島側の上空を双眼鏡で探しましたが、16時すぎまでの1時間ほどには観察ができないままに本日のタカの渡りの観察を終わりました。徳島まで路線バスを利用して移動して宿泊。このあとは、全くの旅行に戻りました。写真は、鳴門山展望台から見た鳴門海峡、タカは海峡を越えて渡って来る。

片野鴨池平成19年1月16日
 観察館があって誰でも気軽に鳥に親しめる青春18きっぷが1枚残ったので朝早く出発して、日帰りで石川県の片野鴨池に鳥を見に行く。この日の行程については「乗ってるだけって」に記録しました。鴨池までは地域の巡回バスを利用しました。鴨池に到着したのは13時を少し過ぎた時間です。
 片野の鴨池はラムサール条約に登録されている。観察館が建てられていて、観察館の前に広がる池(田んぼに水をはってある)に越冬にやってくる、ハクチョウ、ガン、カモなどの鳥を観察するようになっている。ハクチョウなど多くの鳥が朝の採餌のために近くの水辺に飛び立ってしまうので、昼下がりの鴨池ではハクチョウ、マガンなどを確認することが出来なかった。
 今日の主な鳥として、マガモ、ヒシクイ、カワウが個体数も多く、コガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、オオバン、ダイサギなどの水鳥が確認できた。トモエガモが確認できなかったのは残念です。ミサゴ、ツグミ、セグロセキレイなどの鳥も混じっていました。鴨池に来るバスの車窓から、カンムリカイツブリの浮かんでいるのも見ることが出来たので、駆け足の鳥見旅行としてはまずまずというところです。15時29分のバスで帰途に着きました。

日高川にマナヅルが来た(平成20年2月13日)
    読売新聞のコラム「いずみ」に日高川の中州周辺にナベヅル14羽が飛来して、越冬を続けていると出ていた。このナベヅルの越冬地としては鹿児島県の出水市が有名であるが、遠くてなかなか行けない。日高川なら和歌山市の御坊なので日帰りで行ってこれる。ここ、日高川の周辺の和田不毛というところには、珍重が飛来するところとしても有名で、かってナベヅルが飛来したこともある。それにしても個体数にして14羽も飛来して越冬しているということです。
    出かける日の前日もインターネットで検索してみるとい、ブログの中にナベヅルを確認したという記事と写真が出ていました。日高川の中洲をねぐらとして、採餌の場所として和田不毛の田んぼの辺りに出かける行動をする様子です。(この続きはすぐに書きます。)

ケアンズは鳥の楽園(平成20年10月24日−27日)
 ツアー旅行で5泊6日のオーストラリアのケアンズに出かけました。持ち物の中に常備している双眼鏡(ZEISS8x20)が思わず役に立ちました。ツアー旅行なので自分の好きなだけ時間がとれるわけではないので、好きな時に好きなだけ鳥を探したりできないわけですけれど、ケアンズの市内ホテルのそばの公園、ビーチ、街中にはいたるところで鳥を見かけます。
 ホテルの傍の公園(エスプラネード通り)写真は滞在したパシフィックインターナショナルホテルの目と鼻の先にある公園の一本の木です。この木に集まる鳥と芝生を歩く鳥、上空を飛び交う鳥を見ているだけでも十分に楽しいものです。
 鳴き声を聞いたり、飛んでいるのを見かけるだけではなく、木、街路灯、建物の屋根などに留まっているのがすぐに目に付きます。地上に降りて餌をついばむ鳥もたくさん目にします。本当に鳥の密度が濃いところです。もちろん種類だって半端なものではありません。
 ツアー旅行中には、熱帯雨林の山間部にも訪問しましたし、サンゴ礁の海グレートバリアリーフの船にも乗ってきました、バロン川をクルーズする船にも乗ってきました。海の鳥、川の鳥なども見ることができました。鳥好きにはたまらないところです。
 滞在中に見た鳥の種類は30種以上になります。その内で鳥名が確認できた鳥と、日本ではどの鳥に当たる鳥なのかをここに載せておきます。ケアンズ市内のセントラルショッピングセンターでFIELD GUIDE to the BIRDS of AUSTRALIA というガイドブックを買ってきました。


ヨコフリオウギヒタキ

チョウショウバト

ツチスドリ

インドハッカ
ケアンズで見た鳥のリスト
鳥の名前  英  名  探鳥地  状   況 
ヤブツカツクリ Australian Brush-turkey パロネラパーク パロネラパークで2度見かけた。人を恐れない
チョウショウバト Peaceful Dove エスプラネード通り沿いの公園 公園の芝生で間近にみられる小型のハト。
ツチスドリ  Magpie-lark センテナリーレーク 白黒の鳥で地上にも降りてくる。ヒヨドリの大きさ
ヨコフリオウギビタク
Willie Wagtail 
エスプラネード通り沿いの公園  黒い背に白い腹、目の上の白い眉が特徴。セキレイ程の大きさ。長い尾を持っていて左右に振る。
メガネコウライウグイス
Figbird 
エスプラネード通り沿いの公園  雄は目の周りが赤く頭部が黒い派手な色の鳥。ヒヨドリ大の大きさで、群れていることが多い。 
カノコバト 
Spotted Turtle Dove 
エスプラネード通り沿いの公園 首の白黒の鹿の子模様が特徴。キジバトの大きさ 
キイロミツスイ 
Yellow Honeyeater
キュランダ村  全身が黄色い 
インドハッカ 
Common Myna 
エスプラネード通り沿いの公園  嘴と目のまわり、足の色が黄色い。日本で云うムクドリに当たる。 
ソデグロバト
Pied Imperial Pigeon 
エスプラネード通り沿いの公園 大型のハトで日本で見かけるキジバトより一回り大きい。L=38-44
マミジロカルガモ
Pacific Black Duck
センテナリーレーク 日本で云うところのカルガモ。
イエスズメ
House Sparrow
エスプラネード通り沿いのフードコート ケアンズではスズメがオープンな飲食店に入ってきて食べかすをついばむ。人には馴れた感じがある。
ミナミクロヒメウ
Little Black Cormorant
キュランダ村バロン川 バロン川クルーズで枯れ木に止まっていた。全身真っ黒な鵜
オーストラリアミヤコドリ
Pied Oystercatcher
エスプラネード通り沿いのラグーン 嘴と目が赤くてよく目立つ
アマサギ 
Cattle Egret
マンガリーフォールズに向かう途中の草原 牛が歩いたときに飛び出るバッタなどをとるために牛と一緒にいる。
アオサギの仲間 White-faced Heron エスプラネード通り沿いのラグーン 日本で見るアオサギに比べると小さい。チュウサギ位の大きさ。
アジサシの仲間 Tern  グレートバリアリーフ モアリーフのポンツーンの傍のブイに数羽留まっていました。上空を飛びまわる個体もいました。
チドリの仲間  Plover  エスプラネード通り沿いのラグーン  シギ、チドリの仲間が何種類か確認されたが、種類まで確認できなかった。 
シギの仲間    エスプラネード通り沿いのラグーン 
インコの仲間  parakeet  キュランダ村  ヒヨドリ大のほぼ全体が黄色い個体を見ました。 
ツバメの仲間    エスプラネード通り沿いの公園ほか   
カラスの仲間    マンガリーフォールズ   
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