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ヴェネチアの橋群 水の都ヴェニスの水路に架かる橋
あたかも道路を跨ぐ陸橋のごとく
所在地 イタリア国ヴェネト州ヴェネチア県ヴェネチア市                10/09/08訪問         地図
ヴェネチアの本島を水上バス、徒歩、ゴンドラなどで巡る。 
  ヴェネチア市はイタリア本土から、鉄道またはリベルタ橋を車でヴェネチアの本島に渡る。列車が到着するサンタ・ルチーア駅は島に到達したところが終着駅で、橋を渡ってきたバス、乗用車の類は島に上陸すると駐車場に止めることになる。島の内部での交通手段は徒歩と、車輪の付いたものは乳母車、車椅子が許されるだけ。
 水上移動には、物資運搬のための船舶と、乗り合いの水上バス、水上タクシーであり、観光遊覧のゴンドラが大小の運河を行き来する。

カラトラーヴァ橋 こんな島内には、運河にかかる橋がたくさんあって、船舶の航行を妨げないように、階段を上ってわたるか、太鼓橋状になっているものが殆どです。それはあたかも、道路を横断するための陸橋の様相を呈しています。この、ヴェネチィアでは、水路が移動手段に欠かせないインフラとなっています。

 水路は、大運河が逆S字型にうねって町の主要部に通じている。この大運河から枝分かれした小さな水路が街中を網の目のように張り巡らされている。
 また、本島の南側のジュデッカ島との間には海峡のようにジュデッカ運河が流れている。
 スキアヴォーニ河岸近くのパリア橋運河は、水上バス・水上タクシーが行き交う水路となっています。小さな水路には、荷物を運搬するための小型の船と、観光用のゴンドラが入り込み、生活の足、物資の補給のための貴重な道となっている。

 張り巡らされた水路には、無数といってよいくらいの橋があります。その内のいくつかを写真にとって来ました。夜の遊覧で水上バスで訪れたリアルト橋と、翌日のツアーで訪れた「ため息の橋」は、その中でも有名な橋です。

リアルト橋と大運河にかかる橋
 大運河には4つの橋がかけられています。そのうちの一つは、サンタ・ルチーア駅に程近い橋で、カラトラーヴァ橋といいます。近代的な橋で、太鼓橋のようなそりが付いています。橋桁はゆっくりとした階段になっています。
 リアルト橋は、1561年完成の橋で、長さが48m、幅は22mも有ります。この橋の上にはアーケードが作られて商店が並んでいます。橋には階段を上ってゆくようになっていて、太鼓橋のようになっていることは、道路を横断するための陸橋のようで、ヴェネチアではどの橋も多かれ少なかれ同じような様子をしています。
 宿泊したホテルのそばに、スカルツィ橋がありました。4つの橋の中ではサンタ・ルチーア駅から1番近い橋です。今回写真を撮っていないアカデミア橋は、大運河をサンマルコ寺院がある島の南側に行ったところにあります。

ため息の橋
 ドゥカーレ宮殿の尋問室と古い牢獄を結んでいる。囚人が、投獄される前にヴェネツィアの最後の景色を眺めてため息をついたからこの名前で呼ばれている。
 他の橋と違っているのは、水路を跨ぐための橋ではなく、建物と建物をつなぐ通路になっていることで、橋がかかっているのは建物の上階の高い位置にあり、橋には外壁が付いて回廊のようになっていることであす。ヴェネチアで見る他の橋とは違った趣を持っている。
 訪問したときは、ドゥカーレ宮殿など一部が修復中で、建物の一部が建築用の青いシートに覆われていました。

ゴンドラから見た運河と橋と建物 グリエ橋 遊覧用のゴンドラ
スカルツィ橋 リアルト橋の夜景 橋B
橋D(地図を参照)
この日は潮位が高く船が航行できない
橋Dから橋Cと橋Bを見る ため息の橋と向こう側にパリア橋
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