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江の浦橋 現在の橋は3代目、以前は跳開橋が架けられていた。
昇開式可動橋(江の浦湾口) 全長85.5m(主径間30.0m) 架橋:1992年
所在地 三重県紀北町長島区                                  '13/07/21訪問      地図
JR紀勢線紀伊長島駅より徒歩約20分、レンタサイクルあります。
 紀伊長島は熊野灘に面したリアス式海岸の漁業の町です。深く入り込んだ江の浦湾の湾口近くにこの橋が架けられている。
 全長85.5mの中央部分に30mの昇降部分を持っ昇開式可動橋です。ゲート式のタワーにワイヤーが掛けられていて、中央径間の桁を巻き上げるようになっている。
 橋の袂に大型漁船が繋留されていた。操作室は左岸側に設けられています。係員が常駐している様子ではなく、連絡を受けてから操作室に入って操作を行なうようです。開閉の時刻を決めて定時の運転を行なうと云うような、看板表示がありません。この日は、橋の外(海側)に大型漁船が停泊していた。この船は橋を潜って行ける大きさではないから、湾に戻る夕刻以降には、橋が操作されるものと思われます。
 1971年にさらに湾口近くに江の浦大橋が架橋され、このときに江の浦橋の廃止の話があった。地元の要請で残されたという経緯がある。今は、主に人専用で、2輪車までの通行に制限して利用されている。道路には自動車の侵入を防ぐポールが立てられています。遮断機も設置してあって、これは、橋が上昇するときに道路を遮断するためのものです。
 橋の右岸側には鮮魚の加工場が、左岸側の町域に近い側には干物を商う店が多く建ち並んでいる。 

 駅傍にふれあい広場マンドロという公共の建物があって、ここでレンタサイクルを借りると、江の浦橋までの行程が楽になります。お勧めです。

右岸側(左が江の浦湾) 右岸から湾奥を見た 右岸側から海側を見た
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