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行者橋 阿闍梨修行者の橋
石橋(白川) L=10/B=0.7
所在地 京都市東山区石橋町地先             09/01/22(木)・10/02/28(日)訪問             地図 
京阪祇園四条からバスで知恩院前下車、知恩院前交差点を東に入りすぐ北側 

 京阪電車の祇園四条駅から東大路通りに出て北に少し上がる。知恩院前から白川を渡って1つ先の信号のある交差点を右に入る。すぐ前に石橋が見える。行者橋はこの橋の一つ上流に架かっています。 

一つ下流の橋から撮った この橋は長さが10mくらいあるだけのなんていうことがない石橋である。あえて言うならば、幅が狭くて手すりも何もない橋が、京都の街中にある意外性だと思う。長さは測れなかったが、幅を測ってみた。66cmあった。石の板を2枚横に並べたものを3基の橋脚で支えた4径間の橋になっている。

 橋の東詰めに、この橋の説明がある。『比叡山の阿闍梨修行で千日回峰行を終えた行者が粟田口の元三大師に報告した後、京の町に入るときに最初に渡る橋で、行者橋、阿闍梨橋とも言われる。江戸時代には、この橋を粟田祭の剣鉾が差して渡る「曲渡り(曲差し)」が呼び物であった。』と書かれたいる。

 現在この橋は生活のための通路として結構頻繁に利用されています。私が説明を読んだり写真を撮ったりしている僅かな時間に何人もの人が渡ってゆきます。橋の西詰めには湯豆腐を商う店があり、すぐそばにアーケードをつけた商店街が北に上がって三条通りまで続いている。生活と密着した所にこの橋はあります。商店街に至る道にガッタリ床几を付けた古い町家が一軒残っていました。

鉄桁橋(10/02/28)
 行者橋とは別の鉄桁橋があると知ったので行ってきました。行者橋の更に上流約600mのところにありました。すぐ先には仁王門通りがあって、京都疎水を挟んで北側には、国立近代美術館、市美術館、京都会館、市立動物園、岡崎公園などの公共施設が沢山ある行楽客が多く集まる地域です。
 白川は京都疎水から分岐して流れる川で、鉄桁橋は白川の最も上流の橋ということになります。この橋は幅が90cm位ありますが、行者橋のような橋の歴史などはないようです。渡る人はそれほどいない様子の橋です。橋脚は本当に簡単な鉄のパイプで馬を作ってあるだけという感じのものでした。

西詰から見た 東詰から見た 橋の由緒書き
行者橋近くで見た建物 鉄桁橋
前方に平安神宮の大鳥居が見えます
橋脚は簡単な鉄パイプ
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