HOME - 趣の違う橋を巡る - 橋杭岩
橋杭岩 海上に橋杭のごとく並ぶ奇岩の列
指定など:名勝指定・国の天然記念物
奇岩怪石の橋杭のような岩 
所在地 和歌山県東牟婁郡串本町くじの川                      10/03/16訪問           地図 
JR串本駅前から熊野交通バスに乗車約4分、橋杭岩バス停下車。徒歩でも20分くらいの所にある。最寄駅は紀伊姫駅
 橋巡りシリーズにあって唯一紹介する橋でないものです。兵庫県丹波市にある、木の根橋というものも紹介しているが、これは、木の根が川を跨いで橋状に延びているもので、橋の形状をしている。実際のコンクリート橋はその横に架かっているから、橋として紹介するのにはためらいは無いが、橋杭岩は、橋杭のように洋上に並んでいる奇岩怪石の景勝地であって、全く橋という範疇のものではない。橋杭岩

 海上を南西方向に、紀伊大島に向かって大小40ほどの岩が850mくらいの長さに連なっている。弘法大師と天の邪鬼との橋を架ける競争の伝説がある。科学的には、泥岩層の間に貫入した石英斑岩が浸食によって、柔らかい泥岩部分がなくなり杭状に残ったものが、この橋杭岩を形成している。海上と云っても海岸からすぐのところで、干潮時には橋杭岩まで歩いて渡れるところにある。

 日本は、四周を海に囲まれているからこのような奇岩怪石の海岸美を誇るところが多い。岩手県の浄土ヶ浜、青森県の仏が浦などは、陸からすぐのところに奇岩列がある。仏が浦は観光船が桟橋に着くと、ごつごつとした岩の間を散策できるようにもなっている。奇岩の海岸美を巡るのも楽しい旅である。 

北側の端から 中央の部分 南の端へ
上段の写真の拡大部分 上段の写真の拡大部分 上段の写真の拡大部分
inserted by FC2 system