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加賀須野橋 徳島県唯一の可動橋
跳開式可動橋(今切川)  L=197.1/B=7.5(3.5) 
所在地 徳島市川内町地先(右岸)−板野郡松茂町広島地先           '10/03/26訪問           地図
JR徳島駅下車、駅前から徳島バス川内・松茂線に乗車「加賀須野橋」下車。 

 現役で稼動している跳開橋は少なくなりつつある中で、加賀須野橋は橋の通行量は相当に多く、また、船の航行のための開閉も結構頻繁に行われている。ただ、話に聞くところでは決められた時間になっても、船が航行することがなければ開閉をしないようです。
松茂側から見た、右にある建物が操作室。車は左の1車線で待機する。 橋の幅員は7.5mあって上下各1車線になっているけれども、可動橋の部分の約15mは1車線しかないので、信号で制御しての片側交互通行になっています。この状況からしても、架け替えが急がれることが判ります。

以下は2009年12月2日の徳島新聞の記事
 徳島県は25日、徳島市川内町加賀須野と松茂町広島の今切川に架かる加賀須野橋(開閉橋)の架け替え工事に着手する。県では「おおむね5年程度での通行開始を目指す」としている。
 新橋は、現橋から徳島市側が約20メートル、松茂町側が約70メートル上流に建設。橋長237メートル(うち可動部は44・1メートル)、幅14・5メートルの2車線で、両側に自転車・歩道も整備。1961年完成の現橋より約40メートル長くなる。可動部は片側に上がる現橋とは異なり、4本の支柱とワイヤロープで真上に引き上げる方式を採用する。
 架け替え工事は、県道・川内大代線のバイパス整備の一環で2002年度に着手。新橋建設に伴い、南側は新橋から県道までの約220メートル、北側は新橋から国道28号までの約200メートルの区間に、新たに2車線道路(幅15メートル)を整備する。総事業費は約60億円。
 船舶が通行する航路有効幅が約15メートルの現橋では過去に接触事故が発生したが、新橋は約37メートルに広がるため、安全性が向上。片側交互通行となっている可動部も2車線となり、車両の通行がスムーズになる。
開閉時刻表

 架けかえられると、現在の橋がなくなってしまう。それまでには1度見ておかなければならない。橋は徳島市川内地区と板野郡松茂町を分ける今切川に架かっている。徳島駅前からバスに乗って約25分の加賀須野橋バス停です。
 可動部分は橋の中央より左岸側の松茂町に寄った方にある。幅員が3.5mしかなく、この部分は軽量化のために網目状の鋼板になっている。車は片側交互通行になっている。歩行者用のスペースがないので、車の通行に気をつけながら急いで渡らなければならない。松茂側を支点にして片側に跳ね上がる跳開式可動橋です。機械操作室が上流側に設けられています。

左岸上流から見た全景 右岸下流側から見た可動部分 右岸側の可動部の端
駆動ギアー 右岸側右側の1車線が待機場所になる 橋の床は穴空きの鋼板
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