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開 運 橋 カンチレバー橋として現存する最古の橋
指定など:文化庁登録有形文化財(平成19.07.31指定)
上路式カンチレバー橋(鋼製3連トラス橋)(大門池) L=106/B=4.2 架橋:1931年
所在地 奈良県生駒郡三郷町信貴山西地先−平群町信貴山地先         09/04/22(水)訪問       地図
近鉄信貴山口よりケーブルで高安山駅へ、さらに近鉄バスで終点信貴山停留所下車徒歩5分

 バスを降りて土産物店や旅館などの並ぶ道を歩く。およそ5分で朱塗りの橋につきます。この橋は、朝護孫子寺の南側、大門池に架かっていて、お寺への参道となっている。橋を少し歩いたところの欄干にこの橋の説明板あります。
 トレッスル橋脚を持ったカンチレバー橋で、文化庁登録有形文化財に登録されている事と、カンチレバー橋、トレッスル橋脚の説明がしてあります。
 トレッスル橋脚を持つ橋としては旧餘部鉄橋が有名です。

信貴山大橋から見た開運橋 朝護孫子寺は、国宝信貴山縁起絵巻を持っている信貴山寺の名前で知られる。聖徳太子が開基した由緒あるお寺で、毘沙門天が虎を引き連れて聖徳太子の前にあらわれたという伝承によって、寺のあちこちに、大小の張り子の虎ががある。

 カンチレバーというのは、片持ち梁のことで片方を支えてもう片方が張出した形のもので、飛び込み台をイメージすると理解できる。カンチレバー橋は、この片持ち梁を一つの橋脚から両側に橋桁を少しずつ張出して行き、反対側から張り出してきた橋桁を繋ぎ合せて架橋する橋の工法です。

 橋を渡りきった所に駐車場がある、ここから少し下る道を行くと、橋脚の機械的な構造の美しさを間近に見ることができる。駐車場の先に架かっている信貴山大橋の上に出ると、橋の全体が、豊かな自然とみどりの水をたたえた大門池とともに目に飛び込んできます。周りの緑に映える朱色の橋の美しさが引き立っています。

三郷町側渡り口 開運橋説明板(写真拡大) トレッスル橋脚
信貴山大橋から見た 朝護孫子寺の甍 文化庁登録有形文化財
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