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此花大橋 世界初の自碇式モノケーブル吊橋
モノケーブル3径間連続自碇式吊橋 L=540/B=24.5 1990年3月竣工 
所在地 大阪市此花区北港2丁目地先(東詰)−北港白津2丁目地先(西詰)       10/03/11訪問      地図
JR大阪駅前から市バス79系統に乗車、北港2バス停下車。 
 1本のケーブルで吊っているつり橋はそれほど見かけることがない。更に、アンカレイジを用いず桁の両端でケーブルを固定する「自碇式吊橋」でもある。此花大橋全景(常吉大橋から)写真拡大
 橋全体の長さは1570.6mある。ケーブルで吊り下げられているいわゆる吊橋部分は、3径間の540mになっていて、それどれ、ケーブルを支える橋桁と主塔間の長さが120m、主塔間の長さが300m、主塔から橋桁の長さが120mとなっている。

 橋の東詰は阪神高速道路の北港JCTとなっているので、地上から5〜6階くらいの高いところにある。このため、歩行者と自転車で渡橋するには、螺旋のループ通路を昇ってゆくことになる。歩道は上下車線の両方に作られているが、訪問した時は、南側車線の歩道は通行止めとなっていました。
 橋を渡り始めてしばらく行くと、道路中央にロープを締結した最初の橋脚部分があって、ここから主塔にかけて放物線を描いてロープが掛けられています。橋脚と主塔で120mの第1径間を吊り下げている。続いて2基の主塔の間にロープが掛けられて中央の径間の300mを吊り下げている。

 此花大橋を側面から眺めるに、舞洲から此花区の常吉地区への常吉大橋を渡って戻ることにしました。橋全体では1570.6mもある結構大きな橋ですが、2本の主塔と、主塔の両側にある橋脚までので540mがモノケーブル3径間連続自碇式吊橋としての此花大橋です。

 橋ウォッチングとは目的が違うのですが、舞洲地区には大阪市の問題施設で有名な大阪市環境局舞洲工場や舞洲スラッジセンターなどがあります。舞洲へ渡ってゆく此花大橋の上からカラフルな建物が見えます。知らない人が見ると、これがユニバーサルスタジオジャパンなのかと勘違いしてしまいそうです。

螺旋式スロープを昇ってゆく 昇り口 道路中央に張ってあるケーブル
両主塔間の中央径間 舞洲スラッジセンター 環境局舞洲工場
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