HOME - 趣の違う橋を巡る - 美濃橋
美濃橋 現存する最古の近代吊橋
指定など:国の重要文化財・土木学会選奨土木遺産
鉄製トラス補剛桁吊橋(長良川) L=113.0/B=3.1 架橋:1916年(大正5年)
岐阜県美濃市上有知 - 美濃市前野                          '11/12/26訪問          地図
長良川鉄道美濃駅下車、徒歩約25分。梅山駅下車、徒歩約16分。
 右岸側下流から見た美濃橋うだつの町並みとして有名な美濃市の市街地の北部、小倉山の西方を長良川が湾曲して流れる地点に架かる。橋板は木製ながら、鉄製の補強鋼が赤く塗装されていて、長良川にその雄姿を映している。

 大正5年に完成の、現存する吊橋では、最古の近代吊橋といわれている。1965年(昭和40年)頃までは小型乗合バスなども通行していたが、今は人と自転車専用の橋になっている。20人以上で渡らないで下さいの表示がしてあります。

 吊橋を支える主塔は鉄筋コンクリート製。床板は木製で、鋼材でできた補剛トラスがあるのが特徴である。左岸側のアンカレイジは山肌に、右岸側は畑の中に設置されています。主塔2基は陸上部にある単径間の吊橋。橋長が113mに対して、支間長は116mある。
 建設当時は日本最大級の支間を実現した吊り橋として、歴史的価値の高い近代建造物です。土木学会選奨土木遺産であり、国の重要文化財にも指定されている。  

左岸側主塔 右岸側のアンカレイジ 右岸側主塔
雪の下は木製の橋床 右岸上流より見た美濃橋 橋の下流にある川湊灯台
inserted by FC2 system