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長浜大橋 現存する日本最古の道路開閉橋
指定など:登録有形文化財・近代化産業遺産・日本の土木遺産
跳開式可動橋  L=226/B=5.5   架橋:1935年(昭和10年)
所在地 大洲市長浜甲地先                         10/01/13(水)訪問         地図
JR予讃線伊予長浜駅下車、徒歩約15分

 駅を出るとすぐに観光案内所があった。この日は担当のスタッフがいなかったけれども自由に出入りできたので、備え付けてあった観光イラストマップをもらって橋を目指します。
 国道を少し歩いて信号を一つ越えた先に、カラーブロックで舗装した長浜商店街の入り口がある。この道をまっすぐ進んだ先に橋が架かっている。徒歩にして約15分くらいの道のりです。

右岸側下流の赤橋広場から見た全景 長浜大橋は、橋全体が赤く塗装されていて地域の人には赤橋の愛称で親しまれて、生活道路として利用されている。昭和10年に完成した、現役で稼動する橋としては我が国最古の道路可動橋です。全長が226mで幅員が5.5mある。開閉して跳ねあがる部分は18mある。肱川の河口に架けられている。
 平成10年には国の登録有形文化財に登録されている。また、平成21年に経済産業省の近代化産業遺産にも認定された。

 橋は7径間からなる。右岸側からの3径間目が左岸側を支点にして跳ね上がる構造になっている。可動橋としてはバスキュール式(跳ね上げ式)鉄鋼開閉橋と呼ばれる。18mの可動部分は重量が約54tもあり、稼働時のバランスを保つために約82tのカウンターウエイトがつけられている。橋の上流側に設けられた可動室で機械操作する。
 日常的に稼働させることがなくなった今も、機械の点検のためと、観光目的で日曜日の午後1時に稼働させている。

 昭和52年に交通量の増大によって下流側に新長浜大橋が完成しました。長浜大橋も、他の可動橋などと同じように存続の命運にさらされたが、旧長浜町の要望を取り入れて撤去を免れたという過去をもっています。
 今は、観光に一役買っていて、夏の日の花火大会、7月から9月のかけてのイルミネーションと、秋から冬にかけて発生する「肱川あらし」として有名な風物詩で人を集めています。右岸の河口側に砂州があり赤橋広場と名前が付いている。上の写真はそこから撮った。

右岸下流から見た 3径間目(跳ね上る桁)と4径間目 左岸側から見た
可動部分・白色小屋は操作室 カウンターウエイト 左岸側・橋銘板
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