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赤前浜橋   土日祝に可動状況を見ることができる現役の跳開橋
跳開式可動橋(運河) L=400/B=5.0

所在地 兵庫県西宮市西波止町地先−西宮浜3丁目地先                 08/06/14訪問        地図 

阪神電鉄西宮駅下車南に約25分

通常の状態の全景 この橋は西宮市街地と人工島西宮浜を結んでいる。人と自転車の専用となっている。橋の中央部の60mが観音開きに跳ね上がる。全長は400m幅5mの橋です。1995年の阪神淡路大震災によって被害を受けた西宮大橋に代わって、生活の足として架けられた仮設の橋であったが、撤去にあたり近隣住民の要望で取り壊されることなく、正式な橋として存続することになった。
 土日祝の決められた時刻になると係員がやってきて、開閉の作業をする。これは船の航行があるなしに関わらず、どちらかと言えばセレモニーのように行われる。係員が対岸にも一人待機していて、捜査側(橋の北詰め)の係員からの安全の呼びかけの放送が流れる。跳ね上げた状態の御前浜橋
 両岸のゲートが閉められると、ゆっくりとウインチが回り始めて初めは人工島側の橋板が持ち上がって来る。少し遅れて反対側の橋板も上がり始める。約5分かけてハの字型に持ち上げられて、跳ねあげが終了する。特に船を通すためではないので、すぐに橋が降ろし始められ、10分くらいで開閉が終了する。

ハイキング姿の通行者が結構いて、開閉の時間だけ足止めを食うことになる。思わず、橋の開閉に遭遇して珍しいものを見たと、それぞれに写真に収めている。この橋の開閉を見ることを目的にやって来る人もいる。私もその一人でしたが、予想通りのことが予想の範囲で済んだだけの事で、期待して見に来るほどのものではない。

 この橋のそばに御前浜公園があって、その一隅に江戸時代国防のために建造されたという砲台が残されている。立ち寄って写真を撮ってきました。

ゲートが閉められる 片側だけが先行して稼働する ほぼ45度まで上がる
機械室(橋の北詰) 橋開閉時刻表 西宮砲台跡
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