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猿 橋 唯一現存する刎橋、日本3大奇矯の一つ
指定など:名勝指定(史跡名勝天然記念物) 昭和7年3月25日指定
刎橋(桂橋) L=30.9/B=3.3/H=31 架橋:1851年(嘉永4年)を昭和59年架替

所在地 山梨県大月市西猿橋町猿橋地先                  08/08/04訪問               地図  

JR中央線猿橋駅下車、駅前の道を国道まで出て東進約1000m。徒歩約20分。

猿橋の橋名表示 「名勝 猿橋」 猿橋は、日本三奇矯の一つとして有名で、刎橋(肘木桁式橋)としては日本に現存する唯一のものです。刎橋というのは、橋脚を設けないで架橋する橋の一つの形式です。刎ね木と呼ばれる木材を岩盤に差し込み、この上にさらに刎ね木を突き出し、これを繰り返して橋板を支えるもの。
 猿が互いに体を支えながら橋を渡ってゆく光景になぞらえて猿橋という名前が付けられている。

刎ね木 刎ね木の部分には屋根が掛かっていて、刎ね木自身の風雨による腐食から守るように工夫されている。この形が、猿橋の芸術的美をさらに特徴のあるものにしている。猿橋の構造美と日本的建築美の奏功が渓谷美とも相俟って、美しい橋の形となっている。

 最初この橋が架けられたのは、百済の造園博士・志羅呼が610年頃に架けたものと云われている。現在の猿橋は、嘉永4年(1851年)の橋を、部材を鋼材に変えて昭和59年(1984年)に復元されたものではあるが、往時の姿を残している。国の名勝の指定を受けている。 

[参考] 日本三奇矯は猿橋と錦帯橋の2橋のほか、後の1橋については木曽の桟、日光の神橋、祖谷のかずら橋、宇奈月の愛本刎橋などがあげられる。
右岸上流側の刎ね木 右岸側渡り口 左岸上流側の刎ね木
八ツ沢発電所施設 第一号水路橋
国の重要文化財
八ツ沢発電所施設 第一号水路橋
国の重要文化財
右岸側上流より見た全景
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