HOME - ちょっと変わった橋 - 雪鯨橋
くじら橋 全国にも例を見ない鯨の骨でできている橋。
石造橋  L=6/B=3  正式名称は雪鯨橋 
所在地 大阪市東淀川区瑞光2丁目瑞光寺境内                     08/04/22訪問        地図 
阪急電鉄上新庄駅より東に500m・地下鉄今里線瑞光4丁目駅より南西に700m

 クジラの骨で欄干が掛けられている珍しい橋。日本でもここだけにしか存在しない。阪急電車の上新庄駅を降りてバス道に沿って南東方向に7〜8分歩く。JRの高架橋の傍に瑞光寺があります。雪鯨橋はこのお寺の本堂の前の弘済池に架けられています。
 この橋、古くはすべてクジラの骨で出来ていたということですが、今は橋の床(橋板)は石造になっていて、欄干、欄干の支柱、欄干の側板などにクジラの骨を使っている。その側板は扇骨(肩甲骨)が使われています。
 現在かかっている橋は平成9年に架けかえられた6代目の橋です。

なぜクジラの骨で
 瑞光寺4代目住職・潭住知忍(たんじゅうちにん)が、南紀太地浦(現在の和歌山県太地町)に行脚した。太地の村人は捕鯨で生計を立てていたが、折からの不漁のために食べるものにも困っている状況だった。潭住が祈願をはじめたところ豊漁となり、村の危機は解決した。後日、村人は瑞光寺を訪問し、お礼として黄金30両とクジラの骨18本を寄進した。潭住がクジラの供養のために、クジラの骨を使って橋を造ったことが、雪鯨橋の始まりとなった。(百科事典『ウィキペディア』引用)

本堂の前に架かっている 側板に扇骨が使われている 鯨橋瑞光寺の石柱
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