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水門橋 閘門(下関漁港閘門)で仕切られた運河上に架かる可動橋
指定など:未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選(下関漁港閘門)
昇開式可動橋(関門海峡小瀬戸) L=8/B=   架橋:1982年12月
所在地 山口県下関市大和町2丁目地先−同市彦島本村町6丁目地先       '11/05/25訪問       地図
JR下関駅下車、徒歩約7分
 下関漁港閘門と水門橋の全景下関市の本土と彦島を隔てる小門海峡(関門海峡小瀬戸)に、下関漁港閘門があります。この閘門はパナマ運河と同じ様式の2つの水門の開け閉めで水位を調整して、船を上下に昇降して渡すもの。水路長さは80m、水路の幅は8mしかなく、世界最小のパナマ運河式水門です。1936年に設置された。      

 水門橋は、下関漁港閘門の運河上に架かる昇開式可動橋で、閘門の上に架けられた可動橋としては、国内でここにだけしか存在していない。
 その形式は、昇開式可動橋と呼ばれるもので、立体駐車場を大きくしたような形を想像すると判りやすい。
 橋のそばには、自動車がとおれる時間が表示されている。この時間帯以外は水門橋が上がっていることになる。一日に3回合計時間でおよそ5時間くらいが、船の航行を優先しているようである。

 水門橋が上がっているときでも、人の通行のためには、両側の閘門のゲート上に造られた橋を渡ることが出来る。
 海峡を船が通るときには、この閘門ゲートを操作して水位の調整をするから、このときには人の通行も一時規制する。
 通行を規制する遮断機は、水門橋にも、閘門のゲート橋にもそれぞれ設置されている。

瀬戸内側の閘門ゲート
遮断機が設置されている
水門ゲート上は通行できる人道橋 瀬戸内側閘門の橋の上から見た
水門橋と日本海側の閘門ケート
閘門ゲートと人道橋 水門橋(信号と遮断機を設置してある) 関彦大橋から見た
下関漁港閘門と水門橋
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