津島神社に渡るだけの専用橋(8月4・5日のみ渡橋可能) 有料(大人300円) 鉄筋コンクリート橋、橋板は木製 L=250 昭和8年架橋(昭和41年架替) |
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所在地 香川県三豊市見野町大見甲6816-2地先 '10/08/04(水)訪問 地図 | ||
JR予讃線津島ノ宮駅下車、徒歩5分。(津島ノ宮駅は8月4・5日のみ営業の臨時駅)。普段は詫間駅から徒歩約35分 | ||
津島橋は、駅から徒歩5分くらいの場所にあるから、列車に乗ってくれば簡単に訪問できる。しかし、この橋の特殊性から、普段はそれが出来ない。最寄駅の津島ノ宮駅は、JR各線にある臨時駅の中でも、最も営業日数の少ない駅で、8月4日と5日の2日間だけ営業する。これは、津嶋神社の夏季大祭の日で、大祭の期間中だけ列車を止めて、参拝客の乗降に充てているからです。 この橋は、沖に浮かぶ島に建てられた津嶋神社の本殿に渡るために海の上を渡している。普段は、橋板を取り外して、橋には立ち入れないようになっている。津嶋神社本殿への参拝にのみ使用される有料の橋になっている。 橋巡りで、10月10日の金刀比羅宮例大祭の時にのみ、使用される橋として琴平の鞘橋を紹介しています。このような、期間限定の、また用途を限った使用の橋というものが、結構あるようです。 津島橋の場合、期間限定の使用であるだけではなく、普段利用しない時には、橋板を取り外してあること、渡橋出来る日に限って、最寄りのJR駅が臨時営業するという、話題性のある特殊な状況にあります。 ここで、臨時駅「津島ノ宮駅」の様子を書いておきます。ひとつ前の高松駅寄りの海岸寺駅と次駅の詫間駅のほほ中間地点にあります。1面1線の駅です。木造平屋建ての駅舎があります。営業日には、駅員が出て客の応対に当たるので、無人駅ではない。開業は古くて、大正4年(1915年)で、臨時駅になったのは、開業当初からであったのか、途中にそうなったのかまでは、調べがつかない。 列車が着くと、津嶋神社への参拝の客が沢山ホームに降り立ちます。参拝を終えて列車を待っている客がいます。ホームと車両の間には相当な段差があります。線路がカーブしていて、ホームと列車の間があいているところもあって、多くの駅員が、乗客の安全のために配置されています。 橋の渡り口は普段はゲートが閉ざされているのでしょう、今日はそのゲートが開かれています。橋板の中央には、往路と復路で分離するために、鉄杭が立てられてロープで仕切ってあります。人が途絶えたところを狙って写真を撮りましたが、普段はだれも渡らない、渡ることが出来ない橋です。そんな橋を250m渡るだけの渡橋料は300円です。 |
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防潮鉄扉のようなゲート この日のために開かれる |
この日のために扉が開かれて 橋板が敷かれている |
島側には閉め切り用の門がない |
神社境内から橋を見下ろした | 島から陸の方に見た橋 | 夕暮れの津島ノ宮駅 |