HOME - 箱物見学記 - 私のしごと館
私 の し ご と 館 世界最大級の職業総合情報拠点として、失業予防のための若年者への職業意識啓発を目的とする。
開館 2003/10/04 閉館 2010/03/31
延床面積 35,000u
所在地   京都府相楽郡精華町精華台7丁目5−1        訪問日 平成21年11月30日(金)      地図
アクセス  JR学研都市線祝園駅・近鉄京都線新祝園駅下車、奈良交通バスで約7分「私のしごと館」バス停下車
管理運営  株式会社コングレ(独立行政法人雇用・能力開発機構より受託)
利用情報  休館日:毎週土曜日、年末年始(12月25日〜1月7日)及び館が定める
        開館時間:午前9時30分から午後5時まで
        入場料:一般700円、学生500円、高・中学生300円、小学生200円、障害者は無料
 箱物見学記を書き始めた時から、私のしごと館の見学を予定していたが、訪問するのに不便な場所にあったから、他の施設の見学が先になってしまっていた。閉館の時期が来年の3月31日に早まったこともあって閉館までには訪問をしておかなければと思って今回の訪問となりました。以下の文章は公式HPから転載したものです。

「私のしごと館」の早期閉館について

 「私のしごと館」は、平成15年3月に関西文化学術研究都市に設置して以来、200万人以上のお客様にご利用いただくことができました。ご利用いただいた皆様やご支援いただいた皆様に、心から感謝申し上げます。「私のしごと館」は、平成22年3月末をもちまして、閉館させていただくことといたしましたので、ご報告申し上げます。
 「私のしごと館」は、巨額の建設費や、運営に国費が充てられていることなどが指摘され、政府での検討の結果、「遅くとも平成22年8月までに廃止する」ことが閣議決定(平成20年12月)されたところですが、来館者が減少していることや国の予算の節減などを背景として、平成22年3月末で閉館せざるを得ない状況となりました。
 平成22年4月以降のご予約を頂戴し、来館を心待ちにされておられたお客様をはじめ、関係の皆様に大変なご迷惑をおかけすることになりましたことを、深くお詫び申し上げます。
 「私のしごと館」は、平成22年3月末までの残された期間、精一杯運営してまいります。皆様のご来館をお待ちしております。

平成21年11月
独立行政法人雇用・能力開発機構
理事長 丸山 誠

エントランス辺りから建物を撮る 今日は、近鉄けいはんな線を利用して、学研奈良登美が丘駅からバスで私のしごと館に行くコースをとりました。大阪市内を起点にすると、この方がアクセスがよい。バスは15分ほど乗車します。京都から行くには祝園駅からバスを利用するほうが、バスの回数も多いので早くつきます。
 集客を目的にしていないからなのだろうか、訪れるには不便なところにある。環境に恵まれたところではあるが、ハイキングに行くわけでないから、とてもでないけれども、辺鄙なところによくもこんなものを作ってしまったというそしりを免れない。

 本館の建物の大きいこと、国道72号線(精華大通り)に面して200m余の長い建物です。道を挟んで建っているホームセンターの店舗の約3倍の長さを持っていると説明しておきます。建物の後ろには大型バスを始め十分すぎるほどの駐車場が用意されていました。

1F しごと情報ゾーン 来訪者は、学校からの団体などがあって、入場者の数がある程度確保できているようなもので、個人客が訪問することは少ないと思われる。今日は、大阪府門真市の小学生、京都からの中学生、寝屋川から来たという子供会の団体が入っていたから、建物の中にざわめきが聞こえていたが、集団になって行動することもあって、人気のいないブースは閑散としている。
 建物の広さからして、小さな団体が2つや3つ入ったところで、空間を埋め尽くすには程遠い。

 入場料を払って入館したのに、体験をするところでは別途料金のかかるものもある。体験型の展示は、概ね机に座ってレクチャーを受けながら何かをするというスタイルのもので、陶芸教室のようなものを想像していただいたらわかる。後は、資料展示に実物を添えたもの、映像でナレーションが流れるもの、模型展示で仕事の説明がしてあるコーナーなど、博物館や企業の展示室のようなものが、広すぎるほど十分なスペースを取って展開されています。

 最近人気のキッザニアのように、子供が夢中になって実際の仕事を体感できるようなものはどこにもないから、学校行事として、無理に教育目的を付与して訪れない限り、リピータがつくような魅力を感じるものはない。

建物裏側 座って体験する 展示会場のブースのような小間
展示会のような製品の展示 職業の歴史を展示とパネルなどで 映像とパネルと模型で
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