近畿三十六不動尊霊場第十三番 嵯峨山 大覚寺門跡 平成19年6月17日(日)訪問

住所/京都市右京区嵯峨大沢町4 075-871-0071 地図

JR嵯峨嵐山駅より北へ20分、京阪三条駅、JR京都駅、阪急四条大宮駅などから大覚寺行きバスに乗り終点下車。

宸殿宸殿から御影堂を観る旧嵯峨御所
 この寺は、もと嵯峨天皇の離宮で今の大覚寺にと改まったところで、以降、代々の皇族が入って門跡寺院としての格式を伝えています。寺域の殆どが有料拝観施設となっています。大門を入り御殿の玄関に当たるところの受付で拝観券を買って中に入ります。宸殿、正寝殿、御影堂、御霊殿、五大堂などを回廊でつないであります。この内、正寝殿は桃山時代の書院造の様式を今に伝える重要文化財に指定されている。

五大堂五大堂
 近畿36不動13番のお不動様は、五大堂(大覚寺の本堂)に祀られている五大明王の中心の不動明王です。この五大堂の東面に広い濡れ縁があり、大沢池の眺望が美しく、お月見の名所だといわれています。五大堂に対峙して西側に宸殿がり、白砂の敷かれた庭園が広がっている。

大沢池
 境内の東側に位置し大沢池の北側の部分には大日堂、心経宝塔(多宝塔)、聖天堂などの建物、名古曽の滝跡などがある、名勝地です。もとは離宮の庭池で大沢池は中国の「洞庭湖」を模して造られたといわれている。

 大沢池の北のほとりに名古曽の滝の跡がある。「滝の音は絶えて久しくなりぬれど、名こそ流れて猶聞こえけれ」大納言公任(藤原公任)の歌でよく知られている。石組みが施されてていて往時を偲ぶことができる。

名古曽の滝跡

三十六不動尊霊場一覧に戻る

inserted by FC2 system