近畿三十六不動尊霊場第十四番 大内山 仁和寺門跡 平成19年6月17日(日)訪問

住所/京都市右京区御室大内33 075-461-1155 地図

京阪三条駅下車、京都市バス10系統または59系統で御室仁和寺下車。乗車約40分

仁王門(重文)が迎えてくれる世界文化資産
 平成6年12月に仁和寺を含む17の社寺及び城が、世界文化遺産「古都京都の文化財」として登録されています。仁和寺には国宝建造物(金堂)、特別名勝庭園がその対象となっています。国宝の金堂他にも多くの重要文化財指定の建造物が残っています。そんな中近畿36不動霊場としてのお寺として参拝してきました。

有料拝観施設
 バス停の前がすぐ仁和寺の山門(仁王門)です。重要文化財に指定されたこの門の威容が仁和寺の格式を物語っているようです。門を入ると真っ直ぐに中門、金堂と一列に配置されている。仁王門のすぐ左手には本坊表門(重文)があってこの中が有料拝観の旧御室御所になっている。拝観券を買って宸殿、庭園などの御所の名残を肌で感じることが出来ます。実は、この有料拝観施設の建物の多くは文化財の指定を受けていなくて、入口の門(本坊表門)と庭園に建てられた遼廓亭、飛濤亭といった建物が重文に指定されているに留まっていて、遼廓亭、飛濤亭には近くまで寄って拝観できるようにはなっていない。
 ここ旧御室御所では、遠いを昔を偲んで、庭園を眺めながら雅な世界をゆっくりと楽しみたい。北庭の池泉式庭園と南庭の枯山水の庭を楽しめる。

水掛不動
 近畿36不動14番目のお不動様は鐘楼の脇を入ったところに、どちらかと言うとひっそりと祀られています。石造りの水掛不動様です。仁和寺のガイドブックなどには水掛不動のことが説明されることはないが、このページは近畿36不動の説明を省略することは出来ない。国宝、重文級の建物の多い中本当に小さな祠に祀られています。水をかけてそっと手を合わせてきました。境内もここまで来ると人も少なくなってきます。仁和寺の中門の内側の伽藍図

仁和寺の伽藍配置図
 仁和寺には多くの国宝、重文に指定された建造物が残されています。仁王門を潜って正面に見える中門(重文)、その正面の金堂(国宝)、手前右の方には五重塔(重文)が有ります。建物の詳しい説明は仁和寺について詳しいHPに譲るとして、ここには中門から北の境内の伽藍配置を図にしておきます。

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中門(重文)
中門(重文)

五重塔(重文)

金堂(国宝)

御影堂(重文)と
御影堂中門(重文)

観音堂(重文)

本坊表門
有料拝観入口

宸殿と北庭
(霊明殿より写す)

南庭と宸殿
(白書院より写す)

宸殿から五重塔を望む
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