近畿三十六不動尊霊場第二番 有栖山清光院 清水寺 平成19年6月20日(水)訪問

住所/大阪市天王寺区伶人町5−8 06-775-5170 地図

地下鉄谷町線四天王寺夕陽丘駅下車、南西出口から南に歩き約7〜8分

この正門を過ぎた先にお寺への入口がある。清水寺への道順
 清水寺の境内には本堂がなく、2〜3年前まで本堂のあったところが全て分譲の墓地になっている。事情を知らないとお寺に参ったつもりが墓参りに来てしまったのかと言う錯覚に陥る。山門があって本堂があってというお寺を予想していったら、何処がお寺なのかと迷ってしまう。
 実は、このお寺には天王寺七坂の一つ清水坂に来たついでに、玉出の滝を見ようと訪れたことがある。このときは異常にお墓の多いお寺だと思って帰ってきた。本堂がどこのあるのかも充分に確かめないまま、玉出の滝を見てきました。初めて訪問される方のためにわかりやすく道順を書いておきたいと思う。
 四天王寺夕陽丘駅の南西の出口を出て南に歩き、星光学園の南の筋を西に入る。しばらく行くと清水坂(実は階段)と標示が出ています。その手前を墓地に沿って斜めに歩き左折れ、四天王寺支院清光院清水寺(右の写真)と門表が上っている門につきます。この門は閉ざされているので、少し先に開かれている入り口から境内に入ります。前にも書きましたが、境内には本堂が建っていなくて墓地になっているので、間違っていないかと不安になりますが、ここがお寺への入口です。

三筋の滝が流れ落ちています。玉出の滝とお不動様
 玉出の滝は大阪市内唯一の滝とのことです。滝といっても3本の石の樋から細く糸を引くように水が流れ落ちているだけです。この滝ノ下が行場になっています。その奥の洞窟にお不動様が2童子をしたがえて祀られています。行場の前にはお堂が建っています。護摩堂とも不動堂ともいわれているようです。

本堂他の建物
 2年ほど前までは本堂、鐘楼などの建物が境内に建っていたということですが、台風の被害を受けて、その後修復することもなく取り壊されたそうです。その後が分譲の墓地となっていることは前にも書いたとおりです。六角形の堂と地蔵堂が墓地の一角に残っているのと、境内地の西の外れにコンクリートのテラス状の舞台(その昔は、京都の清水寺の舞台のようであったそうです。)があります。鐘がその脇に吊るされています。夕陽丘の地名のように、この舞台から夕日が美しく眺められるようです。通天閣が近くに見えました。
 玉出の滝そばの堂に隣接したところに2階建ての納経所があり、その二階が仮の本堂になっています。上ってお参りしてきました。清水寺には本堂がなく、その境内地が分譲墓地になってしまった今は、この仮本堂がいつの日に本堂に移されるのでしょうか。

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