近畿三十六不動尊霊場第二十番 五百仏頂山根来寺 智積院 平成19年5月26日(土)訪問

住所/京都市東山区東山七条東瓦町964 075-541-5361 地図

京阪電車七条駅下車、七条通りを東へ約500m、東大路通りとの三叉路正面にある。境内へは南に少し下がった門よりはいる。

七条通りの突き当りにある立派な山門総本山
 全国に3000ヶ寺の末寺を持つ真言宗智山派の総本山です。霊場巡りをしていると、山門を入ってすぐに境内の様子が全部見て取れる程のお寺が多いけれども、智積院の境内は大きい。七条通りの突き当たり東大路通りに立派な山門が立っています。石垣の上に造られた壮大な構えの塀に沿って南に少し下ったところに境内への入口が設けられています。いつもは書き取ってくる境内図はこのお寺については省略しました。

麦ふみ不動はここに祀られている不動明王
 入口の正面奥に金堂が建っています。この金堂は昭和50年に再建されたもので、お不動様はその右横に建つ明王殿に祀られています。明王殿は不動堂とも呼ばれています。和歌山県の根来寺から勧請されたと伝えられる不動明王は麦つぎ不動とも呼ばれています。木造の座像で堂に上って直接お参りが出きます。

国宝の障壁画と庭園
 拝観受付で拝観料を納めて収蔵庫に納められている長谷川等伯父子とその弟子達が描いた襖絵、障壁画を見ることが出きます。もともと大書院を飾っていたこれらの絵がこの収蔵庫に納められています。ナレーションつきでゆっくりと鑑賞出きました。
 次に講堂、大書院などの建物の中を拝観できます。大書院にはもともとあった障壁画のレプリカが代わりに残っています。こちらのほうは目も覚めるような色彩で、当時はこんなに色鮮やかに部屋を飾っていたのだと想像出きます。大書院から眺める庭園は
利休好みといわれるもので、小さな面積の庭にもかかわらず雄大さと重厚味が感じられます。縁側に座って暫しのあいだ静かな庭にしたたり落ちる水滴の音を楽しみました。


庭園

庭園正面の部分

庭園

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