近畿三十六不動尊霊場第三十六番 高野山 南院 平成19年10月24日(水)訪問

住所/和歌山県伊都郡高野町高野山680 0736-56-2534

南海電鉄高野線極楽橋下車、ケーブルに乗り換えて高野山下車。山内の路線バス浪切不動前下車。

 高野さんにははじめてきました。子供のころは南海高野線の駅の近くに住んでいましたから、高野山という言葉には結構馴染んでいたのですが、ついど高野山にお参りする機会に恵まれませんでした。36不動巡りの話からそれますが遠い昔お思い出したので、少し書いてみました。 

南海高野線の思い出
 確か、蒸気機関車が運転されていてその姿を見た記憶があります。また、凸型の電気機関車が何台もの貨物列車を連結して、運転されていた時代もありました。それが昭和の何年ころまで続いたのか、子供のころの記憶で定かではありません。
 蒸気機関車は南海C10001型蒸気機関車と呼ばれ、電気機関車はED5105型と云われるものだということが、ネット上で検索できました。

本題に戻って、36番高野山南院の様子を書いてみます。

山門
 南院はバス道に面して建っています。浪切不動前バス停がすぐ脇にあります。石柱が左右に二本建っているだけで建造物としての門は建てられていません。左側の石柱には別格本山南院の文字、右側のそれには浪切不動尊の文字が彫られています。正面に本堂があり境内右手に区切られた宿坊と思われる建物があります。

南院本堂浪切不動尊
 南院のお不動様は浪切不動尊としてよく知られるところです。弘法大師が唐から帰国の航海中に何度も遭難しかけた。大師が自ら刻んだ不動尊像に一心に祈り、その際難を逃れたといわれ、浪切不動と呼ばれています。お不動様は内陣の須弥壇の上にお前立ちが祀られています。ご本尊は秘仏で須弥壇の裏側に厨子の中におられます。

徳川家霊台鳴き龍
 本殿拝所の天井に白龍が描かれています。絵の下に立って柏手を打つと龍が泣いている様な音が聞こえます。2度3度と柏手を打ってみました。その分お賽銭もはずんで入れてきました。 

徳川家霊台
 南院の裏に徳川家霊台があります(南院と関連のある施設ではありません)。家康公と秀忠公の御霊をまつるために三代将軍家光が創建したものです。寛永年間(17世紀)の建造で重要文化財に指定されています。左右に二棟の建物が並び、向かって右が家康公の霊屋、左側が秀忠公の霊屋です。

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