近畿三十六不動尊霊場第五番 高津山 報恩院 平成19年4月21日(土)訪問
住所/大阪市中央区高津1−2−28 06-6761-0543 地図
地下鉄谷町九丁目下車、谷町九丁目交差点一つ北の辻を西へ約200m
報音院の佇まい
谷町筋の谷町9丁目交差点を西に200m入っただけであるのにもうそこは、大阪の喧騒を忘れるくらいのひっそりとした佇まいのお寺でした。ちょうど前には高津宮の鳥居が立っています。こちらも鳥居をくぐって参道を歩くと、木立の上から鳥の声が聞こえてきます。
霊場案内
報恩院は、近畿三十六不動尊第五番の札所である他に、おおさか十三仏十一番の札所、摂津国八十八カ所二十一番の札所でもあります。十三仏は阿@如来がご本尊として、真如閣という堂にお祀りされています。アシュクのシュクは門構えの中に人を3つ森のように積み重ねた字です。
境内の諸堂の配置は図のようになっています。出入りに使用されている門とは別に西側に締め切られた門があります。この門の方は格式の高そうな高麗門で、境内から見るとその様子がよく分かります。
お不動様
門をくぐると目の前にお不動様が脇侍を左右に従えて立っていらっしゃいます。大きな提灯が何個か天井から下がっていました。大聖不動明王と書かれています。力強い立ち姿の石造です。水掛不動様で、前に水槽があってそこに柄杓が二つ置かれています。
このお不動様の後ろ側には大楠を挟んで反対向きにお不動様が立っています。こちらは大阪空襲で焼け爛れてしまったお姿です。