おおさか十三仏霊場寺院第七番 薬師如来 全興寺 平成20年7月9日(月)訪問

住所/大阪市平野区平野本町4−12−21 06-6791-2680

JR大和路線平野駅下車、南東に約12分、市営地下鉄平野駅下車北東に約10分

全興寺本堂ユニークなお寺
 一風変わった施設や建物があるユニークなお寺です。「ほとけのくに」という半地下の要塞のようなコンクリートの階段を下りて行くと部屋の真ん中に円形のステンドグラスの曼荼羅が敷いてあります。その曼荼羅に座って瞑想に耽って下さいと説明があります。水琴窟の静かな効果音が流れています。涅槃堂はガラスで作った涅槃像のモチーフの周りに水を配し静かにその水が流れています。腰をかけてゆったりとして眺めていると、たおやかな水の流れに心がいやされる空間をに引きづり込まれます。地獄堂も変わっています。スクリーンに映し出される映像に音響効果を伴う地獄のナレーションが流れます。正面に閻魔大王の像を、左右に地獄の様と、地獄で人を裁くという10人の裁判官の像が並んでいます。子供ならきっと泣き出しそうなおどろおどろした雰囲気の建物です。

西門、このそばに「おもろ路」がある町ぐるみ博物館
 お寺の境内に博物館があります。それも「小さな駄菓子屋さん博物館」「平野の音博物館」と云った、昭和の20年〜30年代の懐かしい時代の風物を見せる博物館です。これは、平野の町づくりを考える会が取り組んでいるミニ博物館運動の一環として出来たもの。当寺の西門を出たところには「おもろ路」という施設もありました。決まった日にはお寺の境内で紙芝居が演じられることもあるようです。

本尊・薬師如来
 秘仏で公開されるのは毎年1月8日と中秋の15夜の日だけと云うことです。

おおさか十三仏巡りに戻る

inserted by FC2 system