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小 牧 屋根神様を祀る町
町並み分類:城下町宿場町
文化財:岸田家(市指定有形民俗文化財)
公開施設:岸田家(事前予約が必要)
小牧市小牧4丁目                             2011年12月18日(日)訪問        地図
名古屋鉄道小牧線小牧駅下車、徒歩約10分 
 小牧駅の西側、上街道沿いに宿場が形成された。現在の小牧4丁目を中心に往時の姿をとどめる町屋が僅かに残されている。元々は西側の小牧山の麓に町が存在していたが、街道(上街道)の整備にともなって、江戸時代にこの地に町が移されて宿場町として発展した。

下之町の岸田家 上街道は、北から片町、上之町と南下してゆき、横町を小牧3丁目東の交差点から西行して、戒蔵院前から再び南下して、中町、下之町と続いてゆく。
 中町には本陣が置かれていた。今は、遺構を何もとどめていない。下之町には有形民俗文化財の指定を受けた岸田家があります。岸田家は脇本陣の役割を果たした家で、幕末には庄屋も勤めた。

屋根神様を祀る仕舞屋 町並みは、この上街道に沿って点在するほどにしか残されていないが、小牧で特徴的なのは、岸田家にも見られるように、屋根神様を祀る家屋が多くあったことで、今も、町並みの開発の波に飲まれながらも、何箇所かの屋根神を見ることが出来ます。

 この屋根神信仰は、古い家屋の一階ひさし屋根や軒下などに設置され、一般に火伏の秋葉神社や厄よけの津島神社のほかに伊勢神宮・熱田神宮などを祀り、町内や隣組といった地域の小組織で祭祀を行うと云うものです。
 愛知県や岐阜県に多く見られます。町並みを訪ねての那古野美濃市にも写真をあげています。

横合いに入った路地(上之町) 岸田家(屋根神様が上がっている) 中町の町並み
中町の町並み 中町の町並み 屋根神を上げた町屋(中町)
ビルに建替えても祀られている 看板で覆うことなく祀られている 特別な台を作って祀られている
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