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白壁・主税・撞木 大都会に残る武家屋敷の新旧建築物の融合  名古屋町並み保存地区
町並み分類:武家町
文化財:井元家住宅(市指定有形文化財)
愛知県名古屋市東中白壁・主税町・撞木町                2011年3月11日(金)訪問       地図
地下鉄桜通線高岳駅下車、北へ徒歩約8分。他に名鉄瀬戸線東大手駅・清水駅、地下鉄名城線市役所駅など。
 この辺りには高層の集合住宅が多く建っている。しかも高級感のある建物が多い。名古屋市内でも一等地に当たるところだと思う。10分もかからない所に最寄駅が地下鉄、名鉄の合計4駅がある。地区のすぐそばには、高速道路が南北方向に通っている。更には最寄のJCTから西方向にも分岐している。

白壁4丁目の町並み このようなところに歴史的景観の残る町並みを望むべきもないが、名古屋町並み保存地区の指定を受けた、白壁・主税町・撞木町が、武家屋敷町の佇まいを残している。必死に残したという感じがする。古くからの建物がそれ程に残されていないのだが、歴史町の景観を保つような修景が施されている。
 マンションの外回りを生垣、長屋門、塀等で覆い、街路に面したところは落ち着いた町並みを見せている。白壁の通りは地上から電柱が取り払われたスッキリとした街路に成っています。この地区は江戸時代には、知行300石取りの武家屋敷があったところです。

 北から白壁、主税町、撞木町と、東西方向にに3つの通りが併走している。撞木町では正しく今高層マンションの建設中でした。その隣りには、大正15年地区の市指定の井本家住宅が建っている。新旧の建物のバランスの中に、武家町の景観を残そうと努力しているあとが窺える。この地区で唯一の江戸時代からの旧佐藤家長屋門が、主税町4丁目に、モニュメントのように残っています。

撞木町筋の大森家住宅 井元家住宅(市指定文化財) 主税町旧佐藤家長屋門
春田文化集合住宅(赤レンガの建物) 白壁4丁目の黒板塀 旧川上貞奴邸
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