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阿知須 白壁の居蔵造が建ち並ぶ
町並み分類:港町
公開施設:阿知須「いぐらの館」(無料)
山口市阿知須縄田地区                            2011年5月26日(木)訪問         地図
JR宇部線阿知須駅下車、いぐら造り町並へ徒歩約6分
 旧中川家住宅(阿知須「いぐらの館」)阿知須は周防灘に面し、古くは阿知須浦と呼ばれて 大変廻船業の盛んな土地柄であった。江戸時代の初期には既に16隻、後期には60隻の廻船が居たと伝えられている。
 その昔この阿知須浦では茅葺や藁葺の家が密集しており、何度も大火に見舞われたといいます。 このため廻船業の人たちは 瓦葺の屋根、漆喰で塗り固めた大壁、泥戸等、防火機能に優れた建物を立てた。これが、今も町中に残っている「いぐら造」の建物です。

 白壁に海鼠塀の厨子二階家で、多くは入母屋造り平入りの家屋になっています。中でも、旧中川家住宅(阿知須「いぐらの館」)の建っている通りには、家並みの連続があます。
川岸に建つ常夜燈 この中川家の建物は、明治17年に建築された阿知須を代表する居蔵造りの建物です。
 中川家は水軍の末裔として音頭の瀬戸から渡って来たと伝えられており、江戸後期から明治期にかけて阿知須廻船業の中心となった家です。
 廻船業者が残した居蔵造の中でもこの旧中川家住宅は、阿知須の居蔵造を代表するもので昔の面影を色濃く残した古民家です。

 地区の東側を流れる川岸に、廻船の航行を見つめていたと思われる常夜燈が建っていました。

川岸に近い町並 西中呉服店前の通り 「いぐらの館」のある通りの家並み
「いぐらの館」のある通り 阿知須の町並み 「いぐらの館」の向い側の家並み
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