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運河が流れる宿場町 疋田

福井県敦賀市疋田  JR北陸本線新疋田駅下車徒歩約7分 2009年11月3日(火)訪問 地図

 駅前の国道161号線(西近江路)を200m程行くとJRのガードがある。これをくぐってすぐに脇にそれる道がある。更に少し先で二つに分かれているので右に進み、最初の民家の手前で畑の横を入ると、親水広場にたどりつく。ここから疋田宿の街道が真直ぐ目の前に開けて見えます。

疋田宿町並み 疋田宿には疋田舟川という運河がありました。江戸時代後期に、日本海を経由して運ばれた莫大な物資を敦賀港から京都・大阪に運ぶために、疋田まで開削された運河です。川幅が9尺(約2.8m)で総延長が約6.5kmあった。
 近年(平成9年から)老朽化していたこの運河の護岸を改修して整備復元されたものが、運河遺跡として町中を流れています。現在の川幅は1.5mくらいの狭いもので、左岸は道路の拡幅で元の姿をとどめていませんが、右岸の石組はもとの姿をできるだけ残しているということです。

 建ち並ぶ建物は新しいものに変わっていますが、水路を挟んだ家並に街道の面影を感じることのできるところです。

 北前船の西回り航路の開設とともに、敦賀から陸路京都・大阪への物資輸送を対抗させるための施策として、多くの先人がこの土地の水路の開通を試みていますが、この疋田舟川運河もその一つといえます。この疋田の記事を書くために、そのような歴史的背景のあることを知りましたが、詳しくは他のサイトを参照してください。


宿場入り口の親水公園

宿場の町並み
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