大和棟の主屋と土蔵を構える重厚な佇まいの屋敷群 町並み分類:街道集落・在郷町 |
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奈良県香芝市穴虫 2011年5月4日(水)訪問 地図 | ||
近鉄電車大阪線二上駅下車、駅の南側徒歩約4分 | ||
駅からは僅かなところにこれほどの豪商屋敷がひしめくように建っているのを知って、聊かの驚きを感じる。その多くの家屋は、概ね手入れがなされており、当時の姿を良くとどめている。建て替えて新しい建築になっているものも多く見受けられるが、老朽化して建物の維持管理に給している家屋は殆ど見ない。
古来より虫穴集落は、地場の金剛砂を利用した産業があって、多くの在郷商人を生み出した。また、竹内街道の脇往還道にあることから、伊勢詣で、長谷詣での旅人を相手にする街道集落としても栄えていた。 集落の家屋の規模はそれぞれに大きく、屋根にむくりをつけたもの、門の中に更に門構えを持つもの、越し屋根を付けたもの、漆喰塗込めの壁、下見板張りの壁など、町並に変化があります。 |
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屋根に起りを持ち越屋根が見える | 長い板塀の屋敷 | 漆喰塗込めの蔵も |
大和棟の屋根をトタンで覆ってある | 玄関先に龍吐水が吊ってある | 門構えの中に門がある |