日本最古の町家と旧紀州街道の町並み 重伝建選定(2010/12/24) 町並み分類:在郷町・宿場町 文化財:栗山家住宅(重要文化財)・中邸(県指定文化財)・栗山邸(市指定文化財) 入場拝観施設:まちや館(有料)、まちなみ伝承間(無料) |
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奈良県五條市五條1丁目・本町・新町・二見など 2009年12月3日(木)訪問 地図 | ||
JR和歌山線五条駅下車、五條一丁目あたりまで約10分、または、JR二見駅下車 | ||
五条駅を降りて国道24号線に出ます。この道を西に約400mくらい行ったところの本陣の交差点を南に下ると 、およそ100mくらいのところに栗山家住宅があります。五条の町並み散策はこの辺りから始まります。 この通りにも何軒かの古い歴史的な建物を見ることが出来ますが、新町口の交差点を左折して旧の紀州街道沿いが新町通りです。1km以上の距離にわたって歴史的な町並みが続きます。 五条は、紀伊・伊勢・熊野など各方面に街道が連なる陸上交通の要衝の地で、吉野地方の幕府領を統轄する代官所が置かれて、行政の中心でもあった。幕末の動乱期に五條代官所を襲撃した天誅組事件の地でもある。 栗山家住宅は国の重要文化財に指定されていて、建築年代が特定できる民家としては最古のものです。慶長12年(1607年)の建造です。本瓦葺きの入母屋造平入り家屋で、建物正面に向けた煙り出し屋根が目に付きます。前の通りは国道の168号線で、栗山家の向かい側にも、醤油醸造を商いとする店、県の文化財指定の中邸などが見られます。 新町通りには、平入り切妻造りの典型的な町家が多く残っています。江戸時代以前に建てられた建物が80棟近くも残されている。家並みの連続性は素晴しく、江戸時代にタイムスリップしてきたような雰囲気を醸し出しています。先に紹介した2棟の指定文化財に程近く、新町通りの入口にある栗山邸は、重要文化財に指定の栗山家住宅と共に、元禄16年(1703)の大火以前の建物です。 新町1丁目の外れに小さな川が流れている。そのそばに、高架橋のようなものが工事を中断したままに残されている。実は、これは幻の五新線の軌道敷の跡で、本来なら、旧国鉄によって新宮まで鉄道が敷設される予定であった。工事が中断したために、取り壊されること無く遺構としてそのままに残った。 新町1丁目から2丁目、二見町と歩いてJR二見駅に至る。町並みは、二見町辺りにも面影を残しています。 |
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栗山家住宅(国重要文化財) | 五条1丁目 | 中邸(県指定文化財) |
栗山邸(市指定文化財) | 酒造業山本家 | 本町2丁目(新町通り) |
新町1丁目 | 五新線線路敷跡 | 二見1丁目 |