HOME - 町並みを訪ねて - 大阪府 - 茨木
茨 木 都市空間の中に埋もれた町屋、商家がひっそりと佇む
町並み分類:城下町宿場町
文化財:郡山宿本陣(国の史跡)
公開施設:郡山宿本陣(事前申込みで可能)無料
茨木市上泉町・大手町・本町・片桐町・元町(以上城下町)宿川原町(宿場町) 2011年1月10日(月)訪問 地図
城下町:JR茨木・阪急茨木市駅下車。JRと阪急の路線に挟まれた地域
宿場町:JR茨木・阪急茨木市駅から阪急バスで阪急石橋行き他で宿川原バス停下車すぐ
 茨木市の町並みを、城下町と宿場町とを別に記述する。現存する町並みが、城下町として開けた地域が市の中心部にあり、宿場町として形成された地域が、それより少しはなれた、市中心部より北西側に残されている。

城下町茨木
 茨木城が楠正成によって築かれたのが建武年間(1334〜1336年)といわれているが、他にも諸説がある。茨木は城下町として開けてゆきます。一国一城令によって茨木城が廃城となった後も、京都と大坂、丹波と大坂間を結ぶ交通の要衝として、在郷町として発展を続けました。旧町名を表示した石標が配置されている

 現在の町中には、城下町としての遺構が殆ど残されていません。その数少ない遺構のうち、搦手門が茨木神社の東門に、櫓門が慈口光院などに移築されて残されている。本丸跡は、茨木小学校校内に標石建てられています。通りからは裏側だけしか見ることが出来ません。

 現在の町域は城下町の時代のほぼその当時の区画を踏襲しています。歴史的建造物と呼ばれるほどの古い建物は、点在して残されているだけで、上泉町の辺りに少しまとまって見られる程度です。
 町中で見かけて写真に撮ってきた建物の位置を地図にプロットしておきますので、町歩きの参考になればと思います。 本陣前の街道の町並み

宿場町茨木(郡山宿)
 郡山宿は、山陽道の3次目の宿場である。山陽道は、山崎宿(大山崎町・島本町)・芥川宿(高槻市)・郡山宿(茨木市)・瀬川宿(箕面市)と下関まで続いてゆく。

 茨木市駅(阪急)もしくは茨木駅(JR)で阪急バスに乗って、宿川原バス停で下車しますと、すぐそばに綺麗に舗装された石畳の町並みがある。足を踏み入れるとすぐに郡山宿本陣があります。
 現在の建物は、享保6年(1721年)に建てられたもの。現在は個人の所有として残っている。このような形で残されている本陣跡と云うのは、全国でもここだけと云う説明があります。内部見学事前に申し込めば可能です。国の史跡に登録されています。 

大手町6 本町1 町に埋れて建っている(左写真の正面)
上泉町7 郡山宿本陣 本陣玄関に吊るされた龍吐水
inserted by FC2 system