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柏 原 伊吹もぐさの郷
町並み分類:宿場町
文化財:柏原宿歴史館の主屋・蔵・門など(登録有形文化財)
公開施設:柏原宿歴史館(有料)
滋賀県米原市柏原                             2010年1月7日(木)訪問          地図 
JR東海道本線柏原駅
 柏原宿の町並み(歴史館の辺り)今日訪問したのは滋賀県の柏原(かしわばら)、JR福知山線には柏原(かいばら)駅があって、JR関西本線と近鉄道明寺線には柏原(かしわら)駅もある。さらには、JR信越本線の黒姫駅は開業時は柏原(かしわばら)駅であった。(参照、「漢字表記が一緒で読み方が違う駅」

 柏原宿は東西十三町(1400m余)あり、宿場町としては長い距離に展開している。中山道の宿駅の中では、比較的大きい方に属している。近江8宿の中では1番長い宿場です。
 皇女和宮が宿泊した本陣跡の碑町並みは、主に、柏原駅より西に残されているけれども、東側にも足を伸ばせば、赤いベンガラ塗りの、この地方特有の町並みにも出会える。
 この町には、江戸後期から明治初期の古い建物が多く、町全体の7%も占めているとのことです。

 柏原宿は、伊吹もぐさの産地であり、これを扱う商家が最盛期には10軒近くもあった。今はただ1軒だけ、伊吹堂「亀屋左京商店」が商いをしている。
 現在の建物は、文化12年(1815年)に改築された建物で、創業は寛文元年(1661年)といわれている。

 伊吹堂の向かい側に、柏原宿歴史館がある。大正6年に建てられた旧松浦久一郎邸を改築したもので、柏原宿の歴史資料などを見せている。丁寧な案内も受けられます。国の登録有形文化財に指定されている。
 建物の屋根は複雑にして豪壮、屋内は、贅を尽くした和室があります。江戸後期から明治初期のものが町全体の7%も残っている。    

 他にも、唯一現存する郷宿「加藤家」、設立が明治34年と云われる旧柏原銀行、造り酒屋の西川家などの建物が残っています。この他にも、昔営んでいた職業と屋号が書かれた木札が取り付けられた家屋が多く見られます。宿場の雰囲気を残しています。

 訪れた日が、前日に降り積もった雪と、まだ降り止まない雪のために、モノクロの写真のようで、町並みの色彩がよく出ていません。機会があれば、天気の良い日にまた訪れてみたいと思っています。

脇本陣跡を示す説明板 造り酒屋西川家 伊吹堂「亀屋左京商店」
柏原宿歴史館(登録有形文化財) 柏原銀行跡(明治34年設立) 郷宿「加藤家」
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