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草 津 東海道と中山道の追分け宿
町並み分類:宿場町
文化財:草津宿本陣(史跡)・吉川芳樹園・八百久店舗兼主屋(登録有形文化財)
公開施設:草津宿本陣(国指定史跡)・草津宿街道交流館ともに有料
草津市草津1丁目−3丁目・矢倉                      2010年1月7日(木)訪問        地図
JR東海道本線、草津線草津駅下車、草津宿本陣へ徒歩約7分
 草津宿は東海道の宿場だけではなく、中山道の宿場でもある。その合流地点が天井川となっている草津川のトンネルのそばにある。東海道の中でも大きな宿場で水陸交通の要所でもあり、本陣を2軒、脇本陣は2〜4軒、旅籠屋は実に70軒余を要していた。このうちの田中七佐衛門本陣は往時の姿をとどめて保存されています。

 本陣の建物は、桟瓦葺平屋建妻入りで、表門をくぐった先に式台玄関がある。その先に奥に長くつながる畳敷きの廊下が、上段の間まで続く。通りに面した部分は本陣職を勤める当家の居住部分となっている。内部拝観ができるので、本陣の持つ機能を目で見て体感できる。

 町並みはそれほど多く残っていない上に、本陣家だけが指定史跡として保存されて、観光化が進んでいることで、草津宿の往時の姿を感じることが少ない。
 本陣から約500mほど下ったところに、太田酒造がある。ここには貫目改所が置かれ、太田道灌から数えて6代目の太田正長が、隠し目付けとして、宿場の関所的な役割を担っていた。草津の政所といわれている。

追分の道標 草津の追分
トンネルの先が中山道、手前右が東海道
草津宿本陣表門
草津宿本陣 脇本陣跡 道灌蔵(貫目改所跡)
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