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マキノ町海津 湖北の水陸の継立ての地として栄えた
町並み分類:港町
滋賀県高島市マキノ町海津                       2010年03月15日(月)訪問      地図 
JR湖西線マキノ駅下車、町並みの外れまでおよそ30分の行程 
 駅前の大きな通りを琵琶湖の方に湖岸まで歩きます。湖岸には開けた展望所「高島市マキノ湖のテラス」があります。ここまでは7分くらいの距離です。ここからは湖に沿って歩く、県道との交差する三叉路辺りまでおよそ1.5km20分の行程です。

切妻、妻入り家屋が並ぶ 敦賀に荷揚げされた物資を陸路で海津まで運び、ここから琵琶湖を大津まで水路を利用して、京都大阪に届けられた。海津は、陸路と水路を継ぎ立てる要所としての港町として栄えた。
 北前船の西回り航路が盛んになって、海津の重要性がなくなることで、港町の機能が低下してゆくけれども、西近江路の陸路の宿場町としての機能は残されていた。

 街路には、切妻の妻入りの家屋が軒を並べた一角があり、これらの建物は、要所を板で覆ったもので、土壁をそれ程多く持たない建て方になっている。また、塗り込め造りの家屋、蔵、酒造場、寺院なども残されていて、港町として栄えた町が、北国街道西近江路の宿場町として栄えた名残もとどめている。

 港町の機能としての湖岸波除の石垣の整備がされていて、今もその遺構が間断なく続いている。東浜に668m、西浜495mにわたって築かれたということです。浜に下りると、この石垣の様子を見ることが出来る。 

蔵造りの漁協の建物 波除石垣の遺構 吉田酒「造銘酒竹生島」
三叉路付近の町並み 三叉路付近商家風建物 古い蔵が残っていた
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