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宮川町通 細い道筋に並ぶ茶屋街        京都歴史的景観保全修景地区
町並み分類:花街
文化財:
京都市東山区宮川筋2丁目から6丁目                        12/01/04(水)訪問        地図
京阪電鉄清水五条駅下車、北へ徒歩約5分
 宮川町通は、京都歴史的景観保全修景地区の「祇園町南歴史的景観保全修景地区」に指定されている3地区の内の宮川町地区にあたるところで、宮川筋3丁目から6丁目が指定されています。
宮川通りの町並み 16世紀後半に豊臣秀吉が方広寺を建て、伏見城を築いた頃から大和大路に人の往来が増え、通り沿いに町並みが形成されて行きます。
 その後、寛文6年(1666年)に宮川町通が開通し、寛文10年(1670年)に鴨川護岸の石積みも完成したことから、急速に宮川町の町並みが整い、歌舞伎の流行ともあいまって茶屋町として発展したところです。

 清水五条駅を降りて、加茂川沿いの川端通りの一つ東側の細い道が宮川通で、宮川筋3丁目辺りから石畳で舗装された道になっています。途中、松原通で東に少しそれて、ほぼ真っ直ぐに四条まで続きます。
3層の建物も見かけました 自動車の通行が規制されていてゆったりと町並みを楽しむことが出来ます。すごく年降りた建物が残されているわけではないが、御茶屋を今も続けている何軒かのお店に、細格子がみられますし、二階の軒から下げられているヨシズの暖簾、軒先に吊るされた提灯が、茶屋街の繊細で雅やかな町並みを形成しています。所々に祀られた地蔵や如来の小さな祠、昔懐かしい手漕ぎのポンプもありました。

 御茶屋の玄関には、芸子さんの名前の札があげてあるところもあります。通りの丁度真ん中辺りに、これは近代建築ではありますが、芸子さんの養成のための技芸学校があります。舞踊、長唄、常磐津、清元、琴、、茶道、小唄・端唄などの指南がなされるようです。
 宮川通は宮川筋2丁目で団栗通東にそれてその先がドンつきの細い路地になっています。少し東に大和大路通があります。この通りが四条通りを越えて更に北に続きます。

細格子、すだれ、提灯、石畳 小さな祠 横道に逸れる細い路地
茶屋の玄関に芸子さんの名札が 舞子さんを体験できる 大和大路通の履物のお店
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