HOME - 町並みを訪ねて - 兵庫県 - 和田山町竹田
和田山町竹田 名城山城「虎臥城」足下に開けた町   兵庫県歴史的景観形成地区
町並み分類:宿場町城下町
兵庫県朝来市和田山町竹田                       2009年12月16日(水)訪問       地図 
JR播但線竹田駅下車。 
 JR竹田駅を中心に、南北に約800mくらいの街道筋に町並みが続く。途中2ヶ所の枡形が設けてあって、視界の遮断を図るように街道がつけられている。JR線の山側(西側)には、寺町があって、多くの社寺が甍を並べている。
竹田の町並み(中町辺り) 門前には、充分な水量の水をたたえた水路があって、これらの水路は町中にも連なり、計画的に整備されていた様子が伺える。武家町の様子がうかがい知れます。
 駅東側の街道筋に沿って町が形成されていて宿場町の様相ではあるが、2ヶ所の枡形や計画的に整備された水路から、城下町として出来上がった町の様子を知ることが出来る。

木村酒造の裏の蔵 駅から南に下がったところに、木村酒造があります。今はもうここでは醸造をしていないけれども、別の工場で仕込んだ銘酒を販売されておられます。清酒「虎臥城」と言う名の酒です。
 建物の前で写真を撮っていたら、この家の奥様が戻ってこられて、建物の中を見せてくださいました。今はもう創業していない工場の裏に残る蔵が、台風の被害にあって、修復しないままになっています、と説明して下さいましたが、この建物の通りに面した様子からは想像が付きません。
 本瓦葺きの屋根に本卯建を上げ、煙だしの越屋根を乗せた重厚な建物です。主家の横には門があります。主家の奥には工場と蔵が立ち並んでいます。この蔵の様子は、JRの線路沿いに見られます。

 この町では、木村酒造の他にも何軒かの本卯建を上げた家屋が見られました。

駅裏側の寺町通り 木村酒造正面 本卯建が上る重厚な木村酒造
町の北側の枡形 本卯建が上がっている 本卯建のある家屋(米屋町辺り)
inserted by FC2 system