本卯建の上がる町並み 八鹿町
兵庫県養父市八鹿町 JR山陰本線八鹿駅 2008年3月13日(木)訪問
八鹿町は山陰本線八鹿駅から歩いて10分ほどで諏訪町に着きます。そこから下町、宮町、仲町、新町と約800mくらいの旧山陰道に沿った町並みが続く。町並みの保存状況は良い方ではなく、本卯建の上がる家でも、既にアルミサッシの戸が取り付けられていたり、色ものの屋根瓦に吹き替えてあったりする。
かって、この町が本卯建の町並みを形成していた名残を感じ取れる程度の景観として残されているにすぎません。
探せばある卯建の町
有松の町を紹介した時にも書いたが、日本家屋が木造であること、軒を接して建てられていることによって自然発生的に卯建の町があちこちに出来て行く。そして、その本来の防火を目的とする機能が、装飾性を重視されて本来の機能をから富の象徴としての意味合いを増してくる。脇町の二層卯建や美濃市の卯建軒飾りに見られる物がそれである。
ここ、八鹿町の本卯建には、本来の防火の目的でも、富を象徴するような装飾性もなく、知らなければ通り過ごしてしまいそうに、ひっそりと残されているといってよい。町並みと書いてみましたが、卯建の町並みの景観を残している程ではありませんでした。
城崎温泉日帰り湯
この旅行も青春18切符で出かけました。八鹿の町の探訪を終えた後、少し足を延ばして城崎温泉の日帰り湯に入って帰ってきました。