HOME - 町並みを訪ねて - 香川県 - 男木島
男 木 島 坂道と石垣の町並み
町並み分類:離島の漁村集落
公開施設:男木島燈台・燈台資料館(入場無料)
香川県高松市男木町                                2010年8月4日(水)訪問       地図 
JR高松駅下車。高松港より、雌雄島海運に乗船、男木島まで40分 
 岡山県と、香川県に挟まれた備讃瀬戸に広がる10余の島が直島諸島を構成する。フェリーは、高松港から女木島に寄港したあと、およそ40分で男木島に接岸します。男木島は東西に約500m、南北に約1kmという小さな島です。集落は、フェリー乗り場のある島の西側にあります。 

男木島集落の細い道 女木島の北方、およそ500m位の海を隔てて男木島があります。女木島の集落は、比較的平坦地に、海からの風を避けるように、オーテと呼ばれる、防風防潮の石垣で囲われていたのが特徴的ですが、男木島の場合は、狭小地の斜面を利用して集落が形成されています。国土地理院の地形図で確認すると、その様子がよくわかります。
男木島燈台 斜面地に石垣を積み上げて、平らな基礎を作った石垣の上に家が建っている。家と家の間をつなぐ道は細く、坂道や階段状になっています。道幅は狭いうえアップダウンも多いので、自転車で走行するのも危ういものです。もちろん、軽自動車が入ってゆけるような道ではありません。

 女木島でも同じ状況でしたが、離村では、生活用水のための井戸が沢山見られます。山口県の祝島でも井戸が沢山有ったことを思い出します。

 この島には、北側のトウガ鼻という突端に燈台があります。この男木島燈台は明治28年建造で、今もその役割を果たし続けている燈台です。総御影石造りで、歴史的文化財的価値の高いものです。灯台職員宿舎は資料館として、来島者に公開されています。
 この灯台は、灯台守とその家族を描いた映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台の一つとなった時の撮影地でもあります。

集落が斜面に建て込んでいる 坂道と石垣 坂道と石垣、板張りの家屋
坂道が階段になっているところも多い かっては島の生活用水を賄っていた 燈台資料館(明治28年築)
inserted by FC2 system