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実際に作ってみました
 昔、私が子供だった頃(昭和の20年代)は、今のように、パソコンだのファミコンだのという遊び道具がなかった、アニメのキャラクターを玩具に仕立てた玩具もなかった、あったのは、セルロイド製の人形、ブリキの玩具、木製の玩具であり、その当時としては高価なものが多かった、安く手に入るものとして、紙で作られた組み立て製のキット、着せ替え人形、塗り絵といった類のものが多かった。そういえばメンコ(べったん)も紙製品でありました。
 ゲーム感覚の玩具としては、双六だの福笑いといった遊び道具もありました。カルタも紙製品でした。そんな時代には、玩具も自分で工夫して作ったものです。ここに紹介したものは、自分で作って遊んだものを、思い出しながら実際に作ってみたものです。

作 品

材   料

製   作

遊び方
 戦車

・糸巻

・ボタン 

・輪ゴム
・割り箸

 

 糸巻の淵は写真のように刻みを入れる。輪ゴムに割り箸、ボタンの順に通して、片方の端から糸巻の中に通す。反対側で割り箸を短く切ったもので、輪ゴムが抜けないようにする。

 割り箸の部分を人差し指にかけてくるくると回して、糸巻に通したゴムに撚りをかける。
 手を放して床の上に置くと、ゴムの戻る力でタンクが走る。
板返し

・メンコ(7枚位)

・丈夫な紙(リボンでも良い) 

・糊

 紙をメンコの長い辺の幅に合わせて短冊状に切る。メンコの1枚をこの紙の端に糊で貼る。残った部分を左右の端から15mm位のところで縦に切る。
 2枚目のメンコを1枚目のメンコの次に、両側の紙を上に真ん中の紙を下になるように挿む。3枚めはその逆に挿む。
 最後のメンコは1枚目同様に糊付けする。

めくる位置を変えると今まで出ていなかった面が出てくる。
コロコロ 

・ビー玉

 ・厚紙

・細い角材(8mm角位) 

・和紙(又は破れにくい紙)
 30cmくらいに切った木を厚紙の上に2cmくらいの溝ができるように糊付け(又はホッチキス止め)する。これを2〜3個作る。ビー玉は指抜きの太さ位で長さが25mm位の筒を作って中にいれ、、両側をドーム状になるように和紙で覆う。 ビー玉を入れて作ったコロコロを坂道の上に置くとコロコロと坂道を駆け下りる。
浮沈子 
・ペットボトル ・タコ糸
・ゴムシート
・薬品のアンプル又はお弁当用のプラスチックの醤油瓶
 ペットボトルは500ccのものでよい。中に水をいっぱい入れて、アンプルの開口部を下にしてその中に浮かべる。
 ボトルの口をゴムのシートで覆い、タコ糸を使ってしっかりと封をする。アンプルで手を切らないように注意すること。 
ふたの部分のゴムシートを抑えると中の容積が減って、アンプルの中に水が入る。比重が増えてアンプルが沈んでゆく。抑える力の加減でアンプルが浮き沈みする。 
紙相撲 
・ケント紙
・お菓子の空き箱
 厚紙に力士の形を書いて、形状とおりに切り取る。 力士の背中の部分が外になるように中央で二つに折る。大きさはそろえて作ること。
 お菓子の空き箱の底に土俵を書く
土俵の上に2人の力士を向き合わせて、土俵を鉛筆などを使って軽く叩いて振動させる。 
樟脳船  
・セルロイドの下敷き
・瞬間接着剤
・樟脳(防虫剤)
 セルロイドを平面状の船の形にきる。船体枠用の短冊形を作り、瞬間接着剤で、船の形に仕上げる。船尾に当たる部分に切込みを入れて、樟脳を挟めるように細工する。  水に浮かべると樟脳が水をはじいて船が進む。
パラシュート
・ビニール袋
・セロテープ
・糸 ・ナット(錘)
・マジックインキ
 ビニール袋は直径50cmくらいの円形に切る。外周の8箇所くらいに、等間隔で50cmくらいの長さの糸をセロテープで止める。
 糸の端を一つにまとめて錘(ナット)を括りつける。加工する前にビニールに模様を書く。
傘の部分をたたんで錘と一緒に持って、勢いよく上に投げ上げる。
傘が開いてゆらゆらと落ちて来る。

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