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常盤座 芝居小屋設備:
 回り舞台・花道・仮花道・太夫座・桟敷席・楽屋
文化財指定:市指定重要文化財   創建年:1891年(明治24年)
所在地 岐阜県中津川市高山1026−1                      訪問 平成23年7月23日    地図
JR中央本線中津川駅下車、北恵那交通付知峡線で高山下車、徒歩約20分
 美濃、飛騨地方では地元の人々による地芝居が盛んに行なわれており、数多くの芝居小屋が建てられた。そして今もこの地方にはその伝統を引き継ぐ興業があって、その結果として芝居小屋が多く遺されています。今回訪問した常盤座はそんな中の一つです。常磐神社境内から常盤座を見る

 高山地区に鎮座する常磐神社では、古くから祭礼の日に素人歌舞伎が催されていた。この常盤座は神社の直ぐ前に立てられた芝居小屋で、明治24年に小屋開きされた。
 昭和20年に軍の要請により倉庫として使用され、一時歌舞伎が中止された。昭和22年に、破損箇所を修復して歌舞伎が再開されるが、資材不足のため回り舞台は修復されずに取り壊された。
 その後、1983年、1992年に改修が行われたが、回り舞台の復活は平成7年の大規模改修による。

 建物は、正面を西に向けて建っている。間口17.1m、奥行が26.0mの2階建てで、瓦葺入母屋妻入になっています。舞台は間口11.2m、奥行8.3mの大きさで、回り舞台が設けられています。

 興業のある日以外には内部の見学が出来ないので、芝居小屋の設備のようすを説明できないのが残念です。

常磐神社 常盤座の正面 常磐神社本殿から常盤座正面を見た
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