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中野の渡し 運営:愛知県営西中野渡船場  乗船賃:無料
渡る川:木曽川約7分 岐阜県道118号線・愛知県道135号線
船名:第5中野丸・乗客12名乗務員2名(船は愛知県側で待機している。)
所在地 愛知県一宮市西中野−岐阜県羽島市下中町石田            '09/01/13(火)訪問         地図
JR尾張一宮駅から名鉄バス西中野行きで約30分、西中野バス停で下車。岐阜県側は最寄バス停まで徒歩約15分。
 中野の渡しは正式名称を「愛知県営西中野渡船場」という。岐阜県道118号線・愛知県道135号線の道路の一部を形成している。西中野渡船場の1kmほど上流に架橋の計画があって、完成すればこの渡船場もなくなるのではないかと思われるところです。乗務員さんの話では、資金面で計画が遅れているのでまだ少し先のようです。

 渡船場へのアクセスは、尾張一の宮駅からのバス便が少ない、その上、渡し船の運行時間が16時30分で終了することもあって、バスには午前中の便もしくは昼一番の便を利用しないと中野の渡しに乗船して戻ってくることが難しい。対岸の羽島市から帰るコースも考えられる。今回はこのコースを取りました。
 乗務員詰所尾張一の宮駅バス乗場10時10分発西中野行きに乗車、約30分で終点西中野に着きます。バス停は堤防のそばにある。まわりには人家などない、食料品か何かを扱っているよろずや風な店と、自販機を置いた休憩所のような建物があるだけ。バス停のそばの堤防への細い石段を上ると、「愛知県営西中野渡船場」の表示標と管理人詰所がある。堤防の下の舟寄せにFRP製の小型船が1艘繋留されています。乗務員を含めて定員が14名の船外機付きの小型船です。
 管理人詰所に声を掛けて渡河の意思を伝える。3名の担当の方が詰めておられました。その内の2名の方が乗船の準備をして運行をして下さいます。舫いのチェーンを手繰って船を寄せ、船首のタラップ様になったところから乗り込みます。この日の積雪が船にも薄っすら残っていたので、座席には座らず立ったままでの乗船です。川をまっすぐ対岸に向かわずに一旦下流側へ迂回して、湾曲した航路を取ります。乗船時間は7分です。
 乗船中にアンケート用紙が渡され簡単に答えを書き込みました。対岸の羽島市側には詰め所がないため、こちら側からの乗船には旗を掲揚して渡河の意思を伝える必要があること。その方法などは掲示板に書いてあるので読んで下さいといった説明を受けました。

 羽島市側には市のコミュニティーバスが運行されています。最寄りの石田バス停までは15分くらいかかります。バスは30分に1本の割合で運行されていて、近鉄電車の羽島市役所前駅まで15分くらいで到着します。料金は一律100円です。

 気象条件によって欠航することはあるが、年中無休の運航をしている。運航時間は、午前8時30分から午後4時30分までで、この間に、午前10時30分から午後0時30分までと午後2時30分から午後3時30分までの運航休止時間があるので注意が必要です。運行時間内は随時船を出していただけます。

一宮側の渡船乗場の標柱 一宮側に係留されている船 乗務員2名が乗る
羽島市側の乗船説明板と掲揚旗 一宮側に戻る船 一宮側を望む
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