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伝法水門 フック式2段ローラーゲート B=8.5/H=9.945
平成14年(2002年)6月改築
旧伝法川河口に設置 
所在地 大阪市此花区伝法5丁目                       訪問日 '10/05/17(月)         地図
阪神電鉄電報駅下車、徒歩約10分 
船溜まり側から見た 今は、その名を地名に残しているだけの旧伝法川の淀川口の水門です。水門の内側に漁業組合の船溜まりを残していて、水門は、これらの船が淀川へ出入りするために設けられている。その必要がないのならば、堤防の一部を切欠いて水門を設ける必要がない。伝法川跡を示す石柱

 旧伝法川は、漁港から東へ400mくらいの鴉宮神社辺りまで続いていた。そのことを示す石柱が漁港のそばと鴉宮のそばに立っています。元々は正連寺川から分岐していた川です。昭和31年に埋め立てられたということです。

 水門は、淀川を挟んだ対岸の西島水門とほぼ同じ造りで、鉄扉が赤く塗装されているところまで同じです。銘板の表示を見ると製造メーカーが違っていましたけれども、元々の設計が同じものなのでしょう。 西島水門と比べて少し小さめです。  船溜まりのそばに、大阪市漁業協同組合の建物が建っていて、船溜まりは、関係者以外の立ち入りを禁止する表示が出ていたから、漁業利権者の漁港になっている事がわかります。

淀川川筋から見た水門 ローラーが滑り下りてゆく溝 船溜まりは漁港になっている
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