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岸和田水門 トラベリングローラーゲート(跳開桁式ローラーゲート)方式
純径間30.00m/扉高11.15m/敷居高さO.P.-2.5m 2門
岸和田旧港の防潮水門(阪南港岸和田水門) 昭和63年竣工
所在地 岸和田市臨海町地先                        訪問日 '11/11/15(火)         地図
南海電鉄岸和田駅下車、水門の見えるベイサイドまで徒歩約20分
 トラベリングローラーゲート方式は、写真に見るように、跳開桁が降ろされて、その後にこの桁をレールとしてゲートが迫り出してくる方式で、跳開桁式ローラーゲート方式と呼ばれるものである。
 岸和田水門は、対岸のベイエリアプロムナードから見た水門トラベリングローラーゲート方式では東洋一の規模を誇っている。

 岸和田市が埋立造成した鉄工団地と岸和田旧港の公共埠頭地区は、防潮堤外となっていたため、鉄工団地外周から岸和田旧港前面を通る新防潮提ラインが計画され、さらに岸和田旧港と鉄工団地の両地域の接点に航路を確保し、台風時などに小型船舶が避難港として利用出来る、防潮水門として設けられたものです。

 岸和田水門は、入出港用に2本の航路を開放できるように、同型の2門が対象に設けられている。通常時は船舶の入出港に支障が無いよう、すべて航路外に格納されている。
 高潮時などで閉鎖する必要が生じると、左右の門は独立した閉鎖機構によって所定時間内約55分で閉鎖され、閉鎖後潮位 が上昇すると、止水機能によって内水位の上昇が押さえられ、外水位が平常状態に回復すれば、航路を確保するために速やかに格納状態に戻される。
 航行船舶は499t 級船までが可能なようになっています。

 今回の訪問では、時間的な余裕がなく、水門の対岸のベイサイドプロムナードから写真を撮ってくるだけになってしまいました。毎月2回の可動訓練が行われていることを知り、出来るならば、もっと近くにアクセスできる場所まで行ってみたいと思っています。

跳開桁を跳ね上げた開放時の水門 跳開桁が降ろされる
この写真は他のサイトから借りています
鉄扉(水門)が繰り出して降ろされる
この写真は他のサイトから借りています
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