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三軒家水門 走行式スルースゲート
径間 14.6m 有効幅員 14.3m 敷居高さ O.P.-2.8m 完成 昭和43年7月
三軒家川から木津川への出口に設置 
所在地 大阪市大正区千島1丁目                    訪問日 '10/05/29(土)         地図
JR大阪環状線大正駅から大阪市営バス大正区役所前バス停下車、徒歩約12分。
 渡し船の上から三軒家水門は木津川水門のある木津川と三軒家川の分岐点にある。三軒家水門に川という表示がなく、単に三軒家水門となっているのは、木津川から分岐した三軒家川がそもそも川ではなく、木津川の船溜まりとして開削された歴史があって、今は、一部を残して埋め立てられている事によると思われます。

 水門の操作部分三軒家川が開削されたのは、毎年冬には、北国航路の和船の係留される場所として、木津川はが混雑していたため、船だまりを造る必要があったからで、明治12年(1879年)4月から工事が始まり、明治14年 (1881年)末に完成している。その後、一部を残して埋め立てられて現在に至っています。

 三軒家水門は門扉を垂直に上げ下げするスルースゲート型と違って、門扉を対岸に向かって滑りだす方式になっているようです。写真にも見られるように、右岸側にゲートが収納されていて、それを操作する機械装置を持った管理棟があります。閉鎖するときはこのゲートを対岸に向かって繰り出して行く方式だと思う。
 水門管理棟の北側に児童公園があって、この公園のフェンス越しに写真を何枚か撮ってきました。この公園が、水門に最も近づくことができる場所です。

木津川と三軒家川に囲まれた地から見た 水門北側の公園から見た 渡し船の上から見た
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