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打上川治水緑地 貯水容量 27万㎥ 調節地面積 13.3ha
平成8年4月1日完成 12000㎡ 
所在地 寝屋川市太秦桜ヶ丘                          訪問日 '10/06/29(火)         地図
京阪電車寝屋川駅下車、京阪バスで観音橋バス停下車すぐ。 
 水門を多く見て歩くうちに、治水のために造られている施設に遊水地があることが分かってきました。大阪府下には、恩地川治水緑地、寝屋川治水緑地、そして、ここに紹介する打上川治水緑地の3か所があります。訪問日を平成22年6月29日にして、このレポートを書いていますけれども、自宅から徒歩5分とかからないところにあって、水門巡りが思わず自宅近くにまで及んできました。

治水緑地遊水ゾーン この遊水地は、寝屋川下流部の川の流量負担を軽くするために、寝屋川と打上川の合流点付近から、両河川洪水を遊水地に分水することによって、街を洪水から防ぐ目的で作られたものです。平常時においては、大きな広場や緑地を持つ公園として、人々に憩いとやすらぎを与える貴重な空間となっています。またこの広場は、洪水だけでなく災害時の避難地としての役割も併せ持っています。

 治水緑地の南側を流れる打上川とは道路を一つ隔てたところのあります。北側には、一部畑地を隔てて寝屋川が西流しています。公園の南側のほぼ中央あたりに、打上川からの水を越流させるための越流堤があって、打上川の増水を自然に遊水地内に水を引き込むようになっています。この水は、先ず、池を満たして更に増水した時に遊水地を堪水させるようになっています。

 寝屋川へは、遊水地の西の端にある取水堰から暗渠を通して、250mほど下流へ直接吐出します。寝屋川の水位が高い時には、逆に、遊水地へ導くようになっていると思われます。打上川の調節地面積は13.3haで、貯水容量は27万㎥の能力を持っている。

越流堤
対岸の石垣に比べて低くなっている
越流した水は最初にこの池を満たす 打上川の河床から越流堤を見た
打上治水緑地の説明板 治水緑地西隅にある管理施設 寝屋川河床に造られた暗渠
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