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山ノ谷橋 日本で最初のコンクリートアーチ橋
指定など:国の史跡(琵琶湖疎水に関連する12ヶ所の施設の内の一つ)
コンクリートアーチ橋(琵琶湖疎水) L=**/B=** 架橋:1904年(明治37年)
所在地 京都市山科区御陵黒岩町地先                       11/12/05訪問             地図
京都市営地下鉄東西線御陵駅下車、徒歩約8分
 右岸側上流より見た橋の全景山の谷橋は、日本で最初に造られたコンクリートアーチ橋といわれている。黒岩橋、太鼓橋、封じ山橋、10号橋などと呼ばれることもある。一つ下流側にある日ノ岡橋が11号橋と呼ばれていて、この橋が10号橋と云うことになっている。
 右の写真は橋の上流から下流に向かって撮った写真である。水路がトンネルの中に入ってゆくのが判ると思う。ここが、琵琶湖疎水の第2遂道の入口で、トンネルの入口に扁額(左の写真)が掲げられています。第2遂道の扁額

 1世紀も前に架けられた橋とは思えないほどに洗練された優美な姿をしています。橋脚にはこの橋の建設を請け負い、建設に当たった技師などの名前が刻まれています。
 右岸側に技師山田忠三、技手河野一茂の名前が、左岸側には請負人大西己之助の名前が見られます。

 橋を渡った先には、無量山永興寺と豊川稲荷がありました。豊川稲荷は愛知県豊川稲荷社の分霊をお祀りしてある神社です。

左岸側の渡り口 右岸下流から見た 右岸上流側に技師の名前がある
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