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大阪府立弥生文化博物館 弥生文化に関する資料と情報を収集・保存・研究・展示し、弥生文化に広く親しみ、学習していただくことを目的としている。
開館 1991/02/02  延床面積 4000u
所在地  大阪府和泉市池上町4丁目8−27              訪問日 平成20年11月27日      地図
アクセス JR阪和線信太山駅下車徒歩7分または南海本線松ノ浜駅下車徒歩約20分
管理運営  大阪府文化財センター
利用情報 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌日)、年末年始(12月28日〜1月4日)
       開館時間:午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
       入場料有料65歳以上200円(企画展期間300円・特別展期間400円など)
弥生文化博物館 今日は南海電車を利用して訪れた。駅と直交して道路が付いている。東南の方向に歩く、約2kmある。バスなどの便はないので歩いていくしか方法がない。道は一本道で26号線に出る角に立っている。最寄りの駅はJRの信太山駅で、こちらからだと約7分で来れる。

 この地は、弥生時代の大規模な環濠遺跡で、池上曽根遺跡国指定史跡公園として整備されている。博物館はその公園の一角に建てられている。道をはさんで池上曽根遺跡公園があり、さらに北側に池上曽根弥生学習館と呼ばれる建物がある。博物館を除く施設は無料で利用できる。    

池上曽根弥生情報館池上曽根史跡公園(池上曽根弥生情報館)
 池上曽根遺跡の発掘を再現して保存している史跡公園で、再現した建物のうち最大のいずみの高殿は床面積が133m2(約80畳)もある大型掘立柱高床式の建物です。この建物をはじめ、竪穴式住居・小型の掘立柱建物が数棟と方形井戸・小型竪穴などがが再現されています。土器の埋納・サヌカイトの埋納・タコつぼの埋納の様子を再現したものもあります。全体の面積がどれほどあるのかを示す資料がないので、具体的な広さが説明できませんが、野球のグラウンドほどの大きさがあります。

池上曽根弥生学習館池上曽根弥生学習館
 史跡公園の北側、道を一つ隔てた所に立っています。小学生を対象とした歴史学習のためを想定して建てられたものと思われます。展示が大体そのような傾向のものでした。別棟で円形の展示ホールが建っています。この建物の床がガラス張りになっていて、足下に直径2mの大井戸や、大型掘立柱建物の柱跡が発掘当時のままに再現されていました。
 私が、館内を見学している間には、地元の中学生が3人ほど入ってきただけでした。彼らは、この館を目的外の使用(食事をする。)でやってきた様子で、係り員から、飲食をしないように注意されていました。

弥生文化博物館
 ここは有料施設です。今までに見学してきた国際児童文学館、近つ飛鳥博物館、狭山池博物館のような全体がどのようになっているのか分からない程の大きな建物ではありません。一階のホールは吹き抜けになっていて、右手にサロン、図書コーなと右奥にホールがあります。一階の左半分が管理部門になっています。展示スペースは2階になっていて、第一展示室、第二展示室、特別展示室があります。大型の復元竪穴住居、出土品の石棺などの展示があります。第二展示室の中央には、池上曽根遺跡から発掘したやよいの大井戸の枠が実物展示されていました。
 特別展示は、およそこの施設とは関係がないと思われるようなガラスの芸術作品の展示でした。
 この博物館では「弥生倶楽部」という情報誌を発行しています。2008年秋号をもらってきました。この記事の中に、開館17年目にして入場者数が100万人を達成したとありました。本当にこれだけの人が来館したのでしょうか。入場者をどのようにカウントしての結果なのでしょうか。

高床式いずみの高殿 史跡公園の建物群 文化博物館正面入り口
文化博物館サロン やよいの大井戸の枠 竪穴式住居・棺などの展示品
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