西国愛染明王霊場第十五番 槇尾山施福寺 平成19年12月8日訪問
大阪府和泉市槙尾山町136 地図
アクセス 泉北高速和泉中央駅下車、南海バスで槇尾口行きに乗って横山中学前でシャトルバスに乗り換えて終点下車
交通の便
槇尾山行きのバスは河内長野、泉大津駅前などからも出ていると案内されているが、今日は泉北高速の泉北中央駅から乗車しました。駅前のバス停3番から、はつが野経由槇尾山口行き(83系統)に乗車して、横山中学校前でシャトルバスに乗り換えて終点槇尾山まで行く。終点は、施福寺の山門下(山門までの急坂にとりつくところ)で、これより先に車が入れない所にバスが停まる。
山門までの道
バス停の前に槇尾観光センターがあってお土産などを売っている。この店舗のすぐ上手に満願滝弁財天があり、少し下った所にお不動様を本尊としている満願寺があります。これらは施福寺の参拝を済ませた後のバス待ちの間にお参りしました。
バス停からはいきなりきつい登りの参道になっていますが、舗装された道なので足元は悪くない。5分ほど歩くと山門に辿り着く。
山門から本堂
山門のすぐそばにお迎え観音様が建っています。山門には仁王像があります。仁王像の周りの柵に小さな草鞋のお守りがたくさん願掛けのために掛けられていました。山門を入ったところは散り敷いた落ち葉が鮮やかな絨毯のようでした。5〜6分も行くと右側に少し入った所に大日堂があります藁ぶき屋根の一部が朽ちて崩れ落ちそうになっています。ロープを張って近づかないような措置がされていました。荒れるに任せているのは残念なことです。
さらにその先の参道を登ってゆきます。右に少し入った所に愛染堂があります。この堂は弘法大師が剃髪をして得度したところで、弘法大師御剃髪所跡の石柱と弘法大師の像が建っています。西国愛染明王霊場15番の愛染明王はここにまつられています。
愛染堂を少し行くと左手に弘法大師御髪堂がありました。バス停から歩いて写真などとりながら40分ほどかけて本堂に辿り着きます。
本堂の境内地
本堂とその周りの境内には何棟かの堂があります。その配置図を載せておきます。参道を登ってきて階段を上がりきった所に手水所があります。そのわきの階段そばに槇尾明神の石柱があったので登ってみました。小さな祠にお稲荷さんが祀られています。手水所で手を清めて境内に出ますすぐのところが本堂です。本堂のご本尊は秘仏で、年一回(五月十五日)のご本尊御開帳法要の日に御開帳される。
本堂の前は少し開けていて正面がちょっとした展望台になっています。生駒、葛城の山並みが美しい景観です。次に本堂の裏に回ってみました。本堂の左の面にも拝所が付いていて、ここには馬頭観音が祀られています。裏手には本坊と表札の上がった建物がありました。もとは宿坊であったのでしょうか、見るからに今は宿坊として使われていない様です。本堂の右手後にあたる所に太子堂、不動明王護摩堂の二つの堂が並んで立っています。本堂の右横には鐘楼があります。