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中津川 枡形の道筋に本卯建が挙がる町並み
町並み分類:宿場町・在郷町
文化財:曽我家住宅・ 旧間家倉庫(市指定有形文化財)
公開施設:中山道歴史資料館(有料)・間家大正の蔵(無料) 
中津川市東町、新町、本町1・2・3・4丁目              2008年8月3日(日)訪問           地図
JR中央本線中津川駅下車、駅前の道を新町交差点まで歩く、徒歩約3分。この交差点から左右が中山道。
 中津川宿は、江戸方の落合宿から淀川町・東新町・西新町・本町・横町・下町と続き、大井宿へ続く。町並みが約1100mにもなり、本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠は大小29軒を数える。
 
中津川宿下町の町並み JR中津川駅通りを真っ直ぐ250m位歩くと、新町交差点に出ます。この交差点から左右に旧中山道が通っていて、左に150mくらいのところに高札場跡が復元して残されている。交差点の右側に入ると商店街になっていて、宿場町の雰囲気を残している歴史的建物がすっかり影を潜めてしまっている。
 さらに歩を進めると、中山道歴史資料館が建っています。この場所が脇本陣と問屋とを兼ねる森家があったところ。歴史資料館の裏に脇本陣の上段の間と土蔵が復元されている。道の向かい側に本陣があった。共にその跡を示す標柱が建っているだけ。

 この本町辺りから先は、宿場の様子を残す歴史的な建物が見られるようになり、枡形を形成する横町から下町に続く町並みは、本卯建を挙げた家並みが比較的連続して残っています。
 中山道歴史資料館のすぐ先に、中津川市指定文化財の曽我家住宅があります。この建物は、江戸の中期に建てられたもので、元は庄屋・脇本陣を務めた肥田家の建物です。枡形の下町の通りに面して、間酒造があります。ここも本卯建の挙がった建物です。

 中津川は宿場機能としての他に、味噌や酒、呉服・紙・綿などを扱う商業町としても栄えたところで、今は商店街となっている新町あたりに商家が軒を連ねていました。それより西の本町、横町、下町に宿場の機能が集まっていた。
 中津川宿で年寄り役などを務めた豪商の間家が建てた蔵が商店街の一角に残っている。「間家大正の蔵」は中津川市指定文化財で、無料で内部拝観が出来ます。

曽我家住宅(本町2丁目) 本町2丁目 枡形の辻の卯建の屋根(旧町名横町)
間酒造(旧町名下町) 卯建の家並み(旧町名横町) 高札場跡
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